レベリング
前話の最後を変えさせていただきました。
後日そうだんの所を相談した後に寝た事にしました。
朝起きた後、一階に降りて既に起きていたダズさんに朝の挨拶をして1人で出かける旨を伝えて大きな革袋2枚と小さな革袋を3枚借りて、宿屋の人に銅貨を1枚渡して弁当を頼んでから顔を洗った後、弁当とお釣りの半銅貨5枚を受け取り、1人で冒険者ギルドに行く。
クエストボードのところに行き昨日と同じようにボードを見る。
薬草最終やスライム討伐など昨日やった物やそれ以外にもいくつか俺でもできそうな依頼が貼ってあるのを見つける。
すべて常時依頼だった。
次にカウンターへ行きこの街の周辺に出てくる魔物の討伐証明部位と特徴を教えてもらう。
その後ギルドを出て、そのまま街の外に出て行く。
町を出た後にしばらく歩いて昨日いた林の手前までやってきた。
今日は1人で魔法の特訓をするつもりだ。
魔法スキルはすべてレベル5まで習得しているが、使い方がわかっているだけで実際に使ったことがないものばかりだ、だからその確認のためにわざわざ1人でやって来たのだ。
「よし!やるか!」
まずは火魔法から確かめてみる。
火魔法は一度使っているのでイメージしやすい。
俺は頭の中で炎が玉の形になって飛んでいくのをイメージする。
すると炎の魂が前方に飛んでいく、地面に当たってそのまま小規模な爆発を起こし消える。
ここで鑑定眼LV5を使い自分のステータスを確認するとMPが1560から1160になっていた。
これで初めてゴブリンに魔法を使った時2発目が発動しなかった理由が想像つく。
あの時の俺のMPは660だからおそらく一発魔法を放って残りのMPが足りなかったから2発目が発動しなかったのだろう。
このままだとMPがすぐ切れて特訓できないので林に入りスライムを見つけてガッツさんから借りてる短剣で倒していく。
20匹倒したところで脳内にシステムメッセージの声が聞こえる。
『レベルアップしました。』
俺は早速ステータスを確認する。
◽︎竹矢雅弘 17歳 LV3 冒険者
HP310/310
MP1860/1860
STR:434
VIT:434
DEX:1860
AGI:434
INT:1860
LUK:103
EXP0/300
◽︎スキル◽︎
☆万物創生魔法(全魔法スキルLV5)
格闘術LV5
短剣術LV4
剣術LV3
刀剣術LV3
短槍術LV2
棒術LV2
投擲術LV4
身体能力強化LV3
夜眼LV5
遠距離視認LV5
直感LV3
索敵LV3
隠密LV2
先読みLV1
モンスターテイムLV5
料理LV4
家事LV3
鑑定眼LV5
健康体LV3
システムメッセージ
◽︎加護◽︎
◽︎全世界最高神の加護
現在のポイント残高5,792,900pt
またステータス調整でポイントが割り振れるようになっている。
早速ポイントを割り振り、またステータスを確認する。
◽︎竹矢雅弘 17歳 LV3 冒険者
HP410/410
MP2460/2460
STR:574
VIT:574
DEX:2460
AGI:574
INT:2460
LUK:103
EXP0/300
◽︎スキル◽︎
☆万物創生魔法(全魔法スキルLV5)
格闘術LV5
短剣術LV4
剣術LV3
刀剣術LV3
短槍術LV2
棒術LV2
投擲術LV4
身体能力強化LV3
夜眼LV5
遠距離視認LV5
直感LV3
索敵LV3
隠密LV2
先読みLV1
モンスターテイムLV5
料理LV4
家事LV3
鑑定眼LV5
健康体LV3
システムメッセージ
◽︎加護◽︎
◽︎全世界最高神の加護
現在のポイント残高5,792,200pt
今度はスライムを魔法で倒す。
ファイアーボールは既に使ったので、ファイアーアロー、ファイアーランス、ウォーターカッター、ウィンドパレット、ウィンドカッター、アースパレット、アースボールを一回づつ使ってから一々ステータスを確認してMPの消費量を確かめる。
結果は
ファイアーアロー、ウィンドパレット、アースパレットが200MP。
ファイアーボール、ウォーターカッター、ウィンドカッター、アースボール、が400MP。
ファイアーランスが600MPを消費していた。
俺の計算では、スライムを倒すことによって得られる経験値は10だ、魔法で7匹倒したので残り23匹を短剣で倒す。
『レベルアップしました。』
レベルが上がったのでステータス調整でポイントを割り振ってから、ステータスを確認する。
◽︎竹矢雅弘 17歳 LV4 冒険者
HP560/560
MP3360/3360
STR:784
VIT:784
DEX:3360
AGI:784
INT:3360
LUK:103
EXP0/400
◽︎スキル◽︎
☆万物創生魔法(全魔法スキルLV5)
格闘術LV5
短剣術LV4
剣術LV3
刀剣術LV3
短槍術LV2
棒術LV2
投擲術LV4
身体能力強化LV3
夜眼LV5
遠距離視認LV5
直感LV3
索敵LV3
隠密LV2
先読みLV1
モンスターテイムLV5
料理LV4
家事LV3
鑑定眼LV5
健康体LV3
システムメッセージ
◽︎加護◽︎
◽︎全世界最高神の加護
現在のポイント残高5,791,500pt
かなりマシになってきた。これならMP、DEX、INT以外でも14歳の平均値くらいだ、あと一回レベルアップすれば20歳の平均値くらいにはなるだろう。
そこでふと思いつく。
ゴーレム作成魔法ってあったけど作ったゴーレムが魔物を倒したら、その経験値はどうなるのだろう?
普通の魔法で倒したら経験値入るから、もしかしたらゴーレムが倒した魔物の経験値も俺に入るかも、と。
早速ゴーレム作成を試みる。
材料はとりあえず土でいいだろう。
ゴーレム作成をイメージすると、目の前の土が盛り上がっていき無骨な140cmくらいの人型のゴーレムが出来上がる。
MPを確認すると3360から1360になっている。
取り敢えずゴーレムを鑑定してみる。
◽︎クレイゴーレム 所有者:ヒロ
HP20000/20000
MP0/0
STR:5000
VIT:5000
DEX:2000
AGI:5000
INT:100
◽︎説明◽︎
土で出来たゴーレム。
製作者の指示で動く、ゴーレムの知識は作成者の知識をコピーしてある。
損傷してもHPが続く限り、周りにある土を使って瞬時に修復される、所有者がMPを注ぐとHPを回復させる事が出来る。
所有者から半径10km以上離れると消滅する。
魔玉を作成時に材料として使用すれば意思を持たせる事が出来る。
魔玉を使用した場合は所有者からのどれだけ離れても消滅しない。
すごく……便利そうです。
HPが20000も有るから直ぐには壊れないだろう。
早速指示を出す事にする。
俺から半径5km以内にいる魔物を倒すように指示する。
指示と言っても頭の中で考えるだけだ。
指示するとゴーレムは動き出して林の中に入っていく。
俺は太陽が真上に来たので持ってきた弁当を食べる。
弁当を食べ終わり一息入れてると急に頭の中に声が響く。
『レベルアップしました。』
どうやらゴーレムが魔物を倒しても俺に経験値が入るらしい、早速ステータス調整でポイントを割り振り、ステータスを確認する。
◽︎竹矢雅弘 17歳 LV5 冒険者
HP700/700
MP4200/4200
STR:980
VIT:980
DEX:4200
AGI:980
INT:4200
LUK:103
EXP0/500
◽︎眷属◽︎
クレイゴーレム HP19100/20000
◽︎スキル◽︎
☆万物創生魔法(全魔法スキルLV5)
格闘術LV5
短剣術LV4
剣術LV3
刀剣術LV3
短槍術LV2
棒術LV2
投擲術LV4
身体能力強化LV3
夜眼LV5
遠距離視認LV5
直感LV3
索敵LV3
隠密LV2
先読みLV1
モンスターテイムLV5
料理LV4
家事LV3
鑑定眼LV5
健康体LV3
システムメッセージ
◽︎加護◽︎
◽︎全世界最高神の加護
現在のポイント残高5,790,800pt
なんか眷属って項目が増えている。
見た所ゴーレムのHPにはまだまだ余裕があるみたいだ、これは良いレベリング方法を見つけたと思い、またゴーレムを作成する事にする。
今度はMPが4260なので2体作成できた。
ゴーレムのステータスは先程と同じだった。
1体は先程と同じ指示を出して送り出し、もう1体は俺の護衛をするように指示を出し、俺は薬草採取をする。
20分くらいするとまたレベルアップした。
ポイントを割り振った後のステータスはこんな感じだ。
◽︎竹矢雅弘 17歳 LV6 冒険者
HP850/850
MP5100/5100
STR:1190
VIT:1190
DEX:5100
AGI:1190
INT:5100
LUK:103
EXP0/600
◽︎眷属◽︎
クレイゴーレム HP18400/20000
クレイゴーレム HP19200/20000
クレイゴーレム HP20000/20000
◽︎スキル◽︎
☆万物創生魔法(全魔法スキルLV5)
格闘術LV5
短剣術LV4
剣術LV3
刀剣術LV3
短槍術LV2
棒術LV2
投擲術LV4
身体能力強化LV3
夜眼LV5
遠距離視認LV5
直感LV3
索敵LV3
隠密LV2
先読みLV1
モンスターテイムLV5
料理LV4
家事LV3
鑑定眼LV5
健康体LV3
システムメッセージ
◽︎加護◽︎
◽︎全世界最高神の加護
現在のポイント残高5,790,100pt
またまたゴーレムを2体作成して1体には最初と同じ指示を出して、もう1体に大きな革袋を渡し討伐証明部位や素材を回収してくるように指示を出す。
俺は魔法をいくつか試すと、また薬草採取に戻る。
今度は10分もしない内にレベルアップした、即座にポイントを割り振り確認する。
この作業にも慣れてきたと思う。
◽︎竹矢雅弘 17歳 LV7 冒険者
HP1000/1000
MP6000/6000
STR:1400
VIT:1400
DEX:6000
AGI:1400
INT:6000
LUK:103
EXP0/700
◽︎眷属◽︎
クレイゴーレム HP17700/20000
クレイゴーレム HP18600/20000
クレイゴーレム HP20000/20000
クレイゴーレム HP19300/20000
クレイゴーレム HP19900/20000
◽︎スキル◽︎
☆万物創生魔法(全魔法スキルLV5)
格闘術LV5
短剣術LV4
剣術LV3
刀剣術LV3
短槍術LV2
棒術LV2
投擲術LV4
身体能力強化LV3
夜眼LV5
遠距離視認LV5
直感LV3
索敵LV3
隠密LV2
先読みLV1
モンスターテイムLV5
料理LV4
家事LV3
鑑定眼LV5
健康体LV3
システムメッセージ
◽︎加護◽︎
◽︎全世界最高神の加護
現在のポイント残高5,789,400pt
どんどんレベルが上がりテンションMAXだ。
またクレイゴーレムを作成する、今度は3体だ、2体には最初と同じ指示を、1体には大きな革袋を渡し討伐証明部位や素材の回収を指示する。
そのあともレベルアップしてはゴーレムを作り、余ったMPで魔法の確認をしたりを繰り返していたのだかLV12になった所で周りを確認すると、いつの間にか帰らないといけない時間だったので、取り敢えずゴーレム達に召集をかける。
最初は属性魔法の攻撃魔法を試していたのだが途中からゴーレムが回収してくる討伐証明部位や素材をこのままでは持って帰れない量なのに気づき、時空魔法のアイテムボックスの訓練に切り替えた。
時空魔法のアイテムボックスはMPを消費する事で、徐々に入る量を増やせるみたいだったので、余ったMPは全てそれにつぎ込み、それ以外の時間は薬草採取をしていた、帰る前にステータス確認したら、いつの間にかステータスが1日で上げたとは思えない程すごい事になっている。
◽︎竹矢雅弘 17歳 LV12 冒険者
HP1750/1750
MP10500/10500
STR:2450
VIT:2450
DEX:10500
AGI:2450
INT:10500
LUK:103
EXP0/2400
◽︎眷属◽︎
クレイゴーレム HP10900/20000 討伐
クレイゴーレム HP9900/20000 討伐
クレイゴーレム HP19000/20000 護衛
クレイゴーレム HP10500/20000 討伐
クレイゴーレム HP11200/20000 回収
クレイゴーレム HP11700/20000 討伐
クレイゴーレム HP12300/20000 討伐
クレイゴーレム HP19500/20000 回収
クレイゴーレム HP12700/20000 討伐
クレイゴーレム HP13600/20000 討伐
クレイゴーレム HP14900/20000 討伐
クレイゴーレム HP15500/20000 討伐
クレイゴーレム HP16000/20000 討伐
クレイゴーレム HP16900/20000 討伐
クレイゴーレム HP17200/20000 討伐
クレイゴーレム HP18000/20000 討伐
クレイゴーレム HP18700/20000 討伐
クレイゴーレム HP19100/20000 討伐
クレイゴーレム HP19900/20000 討伐
◽︎スキル◽︎
☆万物創生魔法(全魔法スキルLV5)
格闘術LV5
短剣術LV4
剣術LV3
刀剣術LV3
短槍術LV2
棒術LV2
投擲術LV4
身体能力強化LV3
夜眼LV5
遠距離視認LV5
直感LV3
索敵LV3
隠密LV2
先読みLV1
モンスターテイムLV5
料理LV4
家事LV3
鑑定眼LV5
健康体LV3
システムメッセージ
◽︎加護◽︎
◽︎全世界最高神の加護
現在のポイント残高5,788,700pt
レベルアップに必要なEXPはLV9まではLV×100だったのだが、LV10からはLV×200になった。
このステータスは、ガッツさんに教えてもらった20歳の平均ステータスと比較した場合。
HPが約1.5倍、MP、DEX、INTが約10倍、STR、VIT、AGIが約2.5倍だ。
かなりましになったのでは無いだろうか?これなら明日はゴブリンあたりを狩りに行っても良いかもしれない。
ある程度考えが纏まった所で、ゴーレム達の事を考える。
ここから街までは5kmくらいだから、このまま討伐させていても良いが、夜に誰かに動くゴーレムを見られては変な噂が立ちかねない。
だからと言って街に連れて行く訳にもいかない、ゴーレムは全部で19体もいるのだ、こんなんで街に入って行ったら悪目立ちしてしまう。
そんな事にひたすら悩んでいると、一つの知識が頭の中に浮き出るようにでてくる。
◽︎ゴーレム合成◽︎
ベースが同じゴーレムを合成させ、より強力なゴーレムを作り出す。
合成に使ったゴーレムの半分の能力を引き継ぐ。
合成されたゴーレムは分離して元に戻すことが出来る。
これは丁度いいな、HPが一番残っている、19900のゴーレムをベースに、早速やってみる。
ゴーレムは合成を始めると、どんどん合体していき元の体より一回り大きい150cmくらいの1体のゴーレムになった。
強くなるらしいので鑑定してみる。
◽︎ハイクレイゴーレム(19) 所有者:ヒロ
HP153700/200000
MP0/0
STR:50000
VIT:50000
DEX:20000
AGI:50000
INT:1000
◽︎説明◽︎
19体のクレイゴーレムを合成させ作られたゴーレム。
製作者の指示で動く、ゴーレムの知識は作成者の知識をコピーしてある。
損傷してもHPが続く限り、周りにある土を使って瞬時に修復される、所有者がMPを注ぐとHPを回復させる事が出来る。
所有者から半径20km以上離れると消滅する。
魔玉を作成時に材料として使用すれば意思を持たせる事が出来る。
魔玉を使用した場合は所有者からのどれだけ離れても消滅しない。
おぉ!各能力がちょうど10倍になって、俺から離れられる距離が2倍になってる‼︎これなら街に連れて帰らなくても林や森で狩りをさせといても大丈夫だろう。
俺はハイクレイゴーレムに大きな革袋を渡して今度俺がここの近くに来るまで狩りをする事と、討伐証明部位と素材を回収するように指示を出す。
素材は状態が悪くなったら捨てように指示する事も忘れない。
少し遅くなってしまったので、俺は駆け足で街まで戻る。
どうにか昨日と同じくらいの時間に街に戻れた。
街に着いて早速冒険者ギルドに行く、カウンターに行って声をかける。
「あの、討伐証明部位と薬草を持ってきたんですけど、確認してもらってもいいですか?」
「はい、かしこまりました。」
「じゃあ今出しますね。」
俺は大きな革袋一杯に入った討伐証明と小さな革袋に入った薬草を出した。
「……ぇ」
受付嬢が目を見開きテーブルの上の革袋を見ている。
「なにか問題でも有りましたか?」
受付嬢はハッとなって答える。
「い、いえ何も問題ありません。
私だけだと、この量を数えるのは大変なので応援を呼んでもいいですか?」
確かに大きな革袋は人が入れる程大きいので1人では数えるのが大変だろう。
「はい、構いませんよ。」
「あ、ありがとうございます。」
受付嬢は背後に有る扉にそそくさと入っていった。
数分間待っていると、さっきの受付嬢がもう1人連れてきた。
よく見ると昨日対応してくれた人だった。
「あら、大量の討伐証明部位を持ってきた人ってヒロさんだったんですね。」
「あ、はい、昨日はお世話になりました。」
「いえいえ、こちらも仕事ですから、お気になさらずに。
それより討伐証明部位がかなり多いですけど、昨日の分で全部では無かったのですか?」
「昨日の時点で持っていたのは、あれで全部ですよ。
俺、魔法が使えるので今日は魔法を使って頑張りました。」
「魔法ですか、ヒロさんは凄い魔法使いなんですね。」
褒められてちょっと嬉しい。
「いえ、そんな事は無いですよ。
それより数えるの手伝わなくていいんですか?」
「そうですね、すいません、今数えます。」
それから受付嬢2人で急いで数え始めた。
暫くすると数え終わったようだ。
始めから対応してくれていた、受付嬢が結果を伝えてくれる。
「スライムの核が374個、コボルトの右耳が162個、ゴブリンの右耳が81個薬草が丁度100本です。
依頼達成回数にスライムが37回分、コボルトが32回分、ゴブリンが16回分、薬草採取が5回分で合計90回分ですので、Gランクに上がるのに残り6回分、Fランクに上がるのに50回分でヒロさんのギルドランクがFランクに上がります。
もしかしたらギルド登録時に説明されたかもしれませんが、依頼達成回数は自分と同じランクか上のランクの依頼を達成すると1回分加算されますが、自分より下のランクの依頼は一切加算されません、ですが報酬は出ますのでご安心ください。
それと次のEランクに上がるにはFランクの依頼を100回分達成させなければいけません。
それと、下位から中位になる時に試験がありますので覚えておいてください。」
「初耳ですので助かりました。
試験の事も覚えておきます。
ありがとうございます。」
「それでは、報酬ですが、スライムの分が銀貨1枚、半銀貨1枚、銅貨1枚。
コボルトの分が半銀貨9枚、銅貨6枚。
ゴブリンの分が半銀貨4枚、銅貨8枚。
薬草採取の分が半銀貨1枚ですので。
合計で銀貨2枚、半銀貨6枚、銅貨5枚です。
ご確認お願いします。」
「はい、確かに。
今日はありがとうございました。
また来ます。」
「いえ、是非またお越しください。」
俺は宿屋に向かいながら考える。
今日だけでかなり稼げぐ事が出来た。
元々持っていた分と合わせると銀貨2枚、半銀貨6枚、銅貨14枚、半銅貨5枚だ、日本換算だと274,500円か、2日でこれなら楽に生活出来ると思う。
今日から宿代は自分で出して、ダズさんに借りてたお金を返そう。
取り敢えず明日は生活に必要な物を買いに行った後、ハイクレイゴーレムの待ってる林に行ってみよう!
考え終わってから数分歩いた所で宿屋に到着する。
中に入ると昨日と同じようにフレンドシップのみんなが待っていてくれる。
俺は遅れた事を謝った後にダズさんに話しかける。
「ダズさん、これ、借りていたお金です。
ありがとうございました。」
おれはそう言って宿屋の代金に少しだけ色をつけて半銀貨を1枚渡そうとする。
「ヒロ、俺は無理に返さなくていいと言っただろ!今日もギルドで依頼を受けていたのは予想してたが、まだまだ金は足りないだろう?俺に返すのは後でいいから!自分のために使え!」
そういえば今日いくら稼いだかなんでフレンドシップのみんなは知らないよなと思い、事情を説明する。
「実はダズさんの言っていた通り街の外でギルドの依頼をしてました。
魔法でゴーレムを作成して周囲に散らして魔物を倒させ討伐証明部位を集めさせました。
その結果、スライムが374匹、コボルトが162匹、ゴブリンが81匹薬草が丁度100本集まり、レベルが12に上がりました。
これがその証拠です。」
俺はギルドカードに浮き出ているFの文字をみんなに見せた後、ステータスを出してまた見せた。
それを見てダズさんの顔が驚愕に染まる。
「お、おい、マジかよ。」
ギルドカードを見たみんなもそれに続く。
「……ヒロくんって凄いね…」
「1日でレベルが10も上がったのか?スゲーな」
「あらほんと、しかもレベルの割には数値が全て高いわね、MP、DEX、INTなんか1万行ってるわよ。」
「凄いもんじゃのぅ、これは我々も怠けてられんのぅ」
やっぱりこのレベルで、この数値はおかしいよな。
でもポイント割り振らないと怖くて外に出れないんだよぅ。
「そういう事なんで今日だけで沢山稼いだんで借りたお金は返します。
でもこれからも俺と友達で居てくれると嬉しいです。」
「はぁー、そんなもん当たり前だろうが‼︎ヒロが望むんだったら、もう少しランクが上がったらフレンドシップに加入してもいいんだそ!俺たちは歓迎だ!まぁ今はまだAランクパーティに入ると危ないから無理だけどな!ガッハッハッ」
笑いながら嬉しいことを言ってくれる。
俺はお礼を言いながら半銀貨を1枚手渡す。
「確かに受け取ったぜ!さぁ腹ペコだ!ヒロのFランク昇格を祝って食って飲んで騒ごう!…乾杯‼︎」
「「「「「乾杯‼︎」」」」」
その後、沢山食べてお酒は程々にして自分の足で部屋に戻りぐっすり眠った。
いつも読んでいただきありがとうございます。