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04

 パーティー証明書も手に入れた。ここからもっともっと物語が加速するなぁ。そうだ、掲示板を見ていなかったな·····ちょっとだけ見ておくか。


(掲示板を見る)

 色分けが上の布でされてるからそれを見て判断ってことか。右から左にかけてって感じだ、白、青、黄、桃、菫·····。星型の奴はここにはないんだな。特別依頼と言う分類なのかな?。

 見るに·····白は基本採取系だな。名前的に花や薬草を採取、鉱物を採取って感じが白の主な依頼だな。青になれば討伐が含まれてくるって感じか。

 ただ、モンスター?魔物?怪物?を討伐って感じじゃないんだな·····。討伐対象の姿絵もなく、名前も"忘れられた神・1"とか言う理解ができない名前になっている。まぁこの辺は大先輩のメメさんに聞けばわかるかな。


「(Meme(メメ)の元へ向かう)メメさん·····」

「!!、Ren(れん)さん。貰えましたか?」

「(パーティー証明書を見せる)」

「良かったです」

「パーティー証明書も手に入れたことだし、まだ時間も早いから·····1つ依頼を受けてみてもいいかな?」

「は·····い!!」


 ◇


 ということでスミレ街から西に向かって、ここは竜骨の森。竜骨か·····竜、竜人種と何か関係がありそうな名前の森だな。

 今回受けた依頼の目的は薬草の採取。依頼といえばの代名詞だ。


「やくそう·····ニセモノ、ホンモノ、ニテルモノ·····などある。間違えないように·····ね」

「<間違い探しみたいだな>」


 パーティーで依頼を受けるとパーティーリーダーが判断権を持つのが普通らしい。この物語の主人公はメメさん。ということでメメさんをリーダーにした。首をとても横に振ってたけど·····主人公に変更はない。

 それと一応、パーティーのリーダーが高等級なら青、黄までなら白でもできるらしい·····。要するに何かあっても高等級がいるなら対処出来るだろ?ってことなんだと思う。


(薬草を鑑定する)これは本物の薬草·····すり潰して塗れば痛みを抑えることができる代物。効能がすごい·····。

(薬草を鑑定する)これはニセモノ、触れたら幻覚を引き起こす·····効能がエグい。


「順調?」

「(頷く)」

「いい·····ね。Meme(メメ)は、薬草採取がとっても苦手。初めてした時もたっっくさん失敗した。達成できた時も1個だけ合ってた·····」

「そうなんだね。<実際に今持ってる薬草も偽物だもんね。効能は錯乱状態になる·····えげつな>」


 でも、実際鑑定を持ってなかったら私も分からなかった。今、目の前に広がってる草から薬草を見つけなさいと言われても無理だもん。全部同じじゃん、草じゃん。でもこの世界の人達はそれを判断できてるんだよね、鑑定·····持ってんのかな? 持ってないとするなら·····なんて言うんだっけ? 目利きだっけ? そんな感じのでやってんのかね·····。

(Meme(メメ)が立ち上がる)ん? 急にどうしたんだろう·····。


Ren(レン)さん、ここにいてください(走り去る)」


 そう言ってメメさんは走ってどこかに行ってしまった。(薬草を鑑定する)何かがあったんだろう。でも、今の私じゃ役に立たない·····申し訳なさと不甲斐なさを感じるが役に立てないとわかっているから、邪魔になるとわかっているから·····。いや、これは私の逃げの部分だな。

 ありきたりな展開。はじめての仲間、はじめての友達、はじめてやった依頼·····そこで起きる悲劇。

 モンスターとの遭遇、盗賊との遭遇、強敵との遭遇。そこで死に別れる友や親友、モブや主人公。無力な自分はゆびをくわえて見ていることしかできない。


(鑑定が発動し、取得している魔法が表示される)

 !!、あはは。どうやら鑑定さんは·····そんな私を許さないらしい。鑑定さんは、メメさんを終え·····戦えと言っている。魔法とは何か? と言う疑問を持っていた私に、戦い方なんて知らない私に戦い方を見せつけてきた鑑定さん。

(薬草をむしり、立ち上がる)

 分かったよ、鑑定さん·····これもまた定番中の定番だ。絶望を味わっている大切な相棒を『待たせたな』と言って現れる準主人公·····。これもまた定番だな。(Meme(めめ)が走って行ったあとを追う)

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