03
周りの目、声が多くなったな。いい傾向だ、増えろ増えろ·····ざまぁみろ。
本題だが、彼女がなんでこんなにも注目の的なのか·····鑑定で見えてしまったからわかった。よくあるパターンだった·····。彼女は呪われていた。
彼女がかけられている呪いの名前は『寂しがり屋の竜の呪い』と言う奴らしい。もっと詳しく言うと、この呪いの発動条件は深く関わったものに"悪夢、不幸、絶望"を与えると言うものらしい。まさに呪いだな。もう一つ言うと、この呪いは竜人種全員にかけられている呪いのようだ。だからこその現状と言うわけだ。
「<くだらない>」
「えっと·····おれの名前はMemeです」
「メメさんね。私の名前は·····れんだ、よろしくね」
「は·····い。私は戦士です、武器は·····大斧です」
「私は魔法使いだ」
「魔法·····使い·····」
「もしかして魔法使いって珍しいのかい?」
「<首を横に振る>魔法は生きている·····から、使えるのすごいって思ったの。ボクは使えない·····唯一使える魔法は、"力の魔法"だけ。Renは魔法いくつ使える?」
「複数魔法が使えるのは珍しいのかい?」
「<首を横に振る>複数·····使える人いる。ただ·····もし火の魔法と風の魔法に愛されていたとすると愛され具合で威力が変わる。火の魔法に1番愛されていたら、火の魔法の威力がある、風の魔法だったら風の魔法の威力が上がる」
「<あーとなると私の場合は3つ魔法が使えるから·····ドロドロの三角関係となるのか?>私は3つ魔法が使える」
「(拍手をする)すごい、魔法に愛されてる!」
無邪気でかわいいとはこう言うことを言うんだろうな。それにしても凄いなぁこの子は。小さな身体で大きな斧を持っている·····さすが竜人種と言うことなのだろうか。
「そうだRenさん。えっと·····パーティーを組む時は申請を出す決まり·····で」
「<やはりそういうのはあるんだな>それでは私が書いてこよう、ここで待っていてくれ(席を立ち上がる)」
とは言ったものの、字は書けないんだがな。だが、物事をうまく進めたいのならば、自分で行動しなくてはならないからな(受付カウンターに向かう)。
「すまない今いいだろうか?」
「<あ、先程冒険者登録をした人·····>はい!何かお困りですか?」
「パーティー申請を出したいんだ。いいかな?」
「<もう仲間を見つけたの!?>お早いですね、もしかしてお待ちだったお友達がおりましたか?」
「部分的にそんな感じかな」
「そうでしたか!(書類を机に置く)。えっと·····今回も私が書いてよろしいでしょうか?」
「あぁそうだ·····迷惑をかけるね」
「いえ!。えっと·····パーティーを組むお仲間のお名前をお聞かせください!」
「Memeという名前だ」
「(ペンを落とす)申し訳ございません、もう一度名前をお聞かせください·····」
「<怖いくらいに一気に周りが静かになったな>勿論何度でも言おう。Memeだ」
「<この人は来たばかりだから知らないんだろうな·····。ちゃんとこう時は言わないと>えっとですね·····その子の名前はー」
「何度でも、何度でも何度でも言うよ·····私は。パーティーを組む仲間の名前はMemeだ」
「<あぁこの人は忠告を聞かないタイプの人だ>かしこまりました(書類に名前を書き、冒険者組合の印鑑を押す)。これにてRenさんと冒険者Memeは正式にパーティーが組まれました。(書類を手渡す)」
「ありがとう、この書類は?」
「そちらはパーティー証明書と言うものでして、当組合が正式に認めた証のようなものです。なくされますと再発行にお金がかかります、それとパーティーを辞める場合にもそちらが必須となりますのでなくさないようお願いします」
(パーティー証明書を受け取る)
よし、これで彼女と正式にパーティーになれたな。よしよし、順調に物語が進んでるぞ。




