【プロットタイプ】数で黙らせるか、文で黙らせるか
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
ただそれだけの違い。
だからこの系統の人々ってレスバめっちゃ強い。
※本人達にレスバしてるつもりはありません。
突然だが、私は数学が嫌いである。高校時代は赤点なんて何度も取ったし、その度に再試を受けた事は一度や二度ではない。
けれども概念的に見れば、そこまで悪くはないと思ってしまう。
鏡花が新しく入荷された栞を眺めている。白い小鳥が描かれたステンドグラスの様な物。以前登場したシリーズの、新作だと思われる。
鏡花は其れをじっと眺めて、俺の方を向いた。瞳は好奇心から輝いているものではなく、どこか思慮深い、鎮静を保った様な目をしていた。
「瑠衣たん。これを見てどう思う?」
「問い掛けの範囲が広いな。ただ『新作はシロエナガか』ぐらいには思った」
それ以外に何かあるだろうか。小さな球体の様な体付きが愛らしいとか? それともフレームを変更した方が良い? やはり質問の定義が広すぎる。
そう、暫く無言を貫いていると、鏡花はケラケラと笑いながら、こんな事を言った。
「数学者のジョーク。スコットランドの羊。天文学者と物理学者と数学者が列車に乗っていると、一匹の黒い羊を発見した。
天文学者は『スコットランドの羊は皆真っ黒』、物理学者は『何匹かがたまたま黒いだけ』、数学者は『スコットランドには高原が一つ。そこに少なくとも一匹の羊がいる。そしてその子が此方側に向けている体毛は黒い』と言ったんだ。
普通に問い掛けたなら、『あぁ、スコットランドには黒い羊がいるんだね』で終わる会話なんだけど、それじゃ終わらなかったという話」
「……まぁたった一匹の羊を見ただけでは、スコットランドの羊が全て黒いとは断言出来ないからな。俺の中では物理学者の意見に近いだろう」
そこまで人との会話に置いて、そこまで厳密にする事はないだろう。会話とは厳格性や厳密性よりも、テンポに重きを置かれるものだから。
「あらそう。でも少し考えてみて。私達が物を書く時に、相手を黙らせる為に、様々な条件付けを行うでしょう? 特定の条件下を提示、つまり舞台を固めた上で話を進めるでしょう?
其れってとても数学的だと思ったの」
此奴も俺も、議題に対して拘りはない。だが抽象的な物事を提示する事が多い気がする。それこそ。
「哲学は好きだけど、数学は好きではかったの。でも本質は変わらないかな」
数学嫌いなんすよ。
しょっちゅう計算ミスするし、それ以前に、そもそも何でその公式を使うのか分からないし。
『うん。私の考えが違っているのは分かった。
では何故、通用しないのかの説明をお願いしたいのだけどね? ( ・᷄ὢ・᷅ )』
なんか其れが分かるのは大学数学らしいっす。
私はその学科を専攻しなかったので、未知のままっす。
だから哲学の方が好き。
ただ本質的にはやってること一緒。
出した答えで相手を黙らせる。
反論の一つも絶対に許さない。
※だから哲学専攻の先生ってレスバと論破が得意。
なお本人達にその自覚は欠けらも無い。
違いと言ったら、数で黙らせるか、文で黙らせるか。
ただ数を使っている分、より答えが狭い。
文って解釈によって、様々な答えが出てくるんですよ。
其れを超えた先に本当の凪いだ答えが待っている。
其れがいいからね。
あと計算ミスで、台無しになるの、本当辞めて欲しい( '-' )




