07話 学力
あれから私は毎日を楽しめるようになった。前まであんなに辛かったのがまるで嘘のようだ。
だけど1つ問題がある、学力だ。
5時間前
「エレナお前学校どこ行くんだ?」
「あ、えっとル、じゃなくてサトルと同じ高校に行きたい」
「そうかじゃあまずこの過去問を解いてみろ・・・」
非常にまずい、私は丸つけをして絶望した。
「ん?終わったのか?どれどれ・・・っ!!」
「今、今日は少し調子が悪かったのよっ明日もう一回やるから!も、もう寝る休み!」
「・・・・・・。」
ル、サトルのなんとも言えない圧を感じた気がしたが恐らく気のせいだ。いや絶対。
(というかルカじゃなくてサトルって呼ぶの結構難しいわね、なんか癖で呼んじゃう、。)
そんなことを思いながら私は眠りについた。
願、の・・・を受・・・・・・学・・・・・・。
またなにか聞こえる。これは、一体・・・なん、な・・・
鳥の声が聞こえ、
『バシイッ!』
「エレナ昨日はよく眠れたか?そんな健康状態の誰かさんにはこの過去問を解いてもらおう。昨日は調子が悪かったんだよな?うんうんしかたないさ、」
「・・・なんか今日は解ける気がする。」
「寝言は寝て言えよ・・・。」
そして私は謎の自信の中過去問を時始めた。
5時間後
「昨日は本当に調子が悪かったんだな、
ってなるか!おかしいだろ!!」
「これが隠された才能ってやつね!」
「本当に何がどうしたらこうなるんだ?本当に隠された才能でもあるんじゃないか?」
隠された才能・・・。なにかあった気がしたが思い出せない。でも思い出せないと言うことは需要じゃない。そうに違いない。
こうして私はサトルと同じ高校に行くことになったのだ。
中学生活は辛いが頑張れるようになった。サトルと同じ高校だ大丈夫。サトルは私に絶対にいじめは起こさせないと約束してくれた。
(あと少しの辛抱、)私はそう自分を励ました。
(頑張らなくちゃ、サトルがあそこまで言ってくれたんだ!あのサトルが!!)そうして私は明日に向かって歩き出した。