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02話 この世界のこと

この世界に来てから1ヶ月ほど立ったのだろうか、

私の家族が私の元に現れることは無かった。そして私の身元も分からないままだ。

うん、当たり前だ。


あれから私の元にはたくさんの人が来ていろいろ話を聞かれたりした。どうやらこの出来事はかなり大事になったらしい。

(身元が分からない少女が大火傷をしてぶっ倒れていたらそりゃ大事になるよね、)

そして私は聞かれたことに正直にこたえていただけなのだが訳の分からないことを言っていることには変わりない、そのまま記憶喪失ということになったらしい。

記憶は喪失してないと思うがそこは触れないでおく、

きっとこの世界の人も訳の分からない私のことで困っているのだ。事件の処理・・・とか?


まだこの世界についてよく分かっていないが分かったことも何個かある。ここは沢山かある国のうち日本という国らしい。外を見て分かるようになんか色々技術が凄い。あの鉄の塊だと思っていた物体は車というものだった。人を乗せているのだという。なんで動いてるのだろうか・・・。

そしてここ病院、怪我や病院の人を診察したり治療するところらしい、私の場合は火傷だ。

そしてここ病院のこの部屋にあるテレビというもの、これのおかげで私はこの世界がどういうものなのか知ることができた。

いろいろな番組?ニュース、が放送していてなんか凄い

どうしていろんなものが動きながら写っているのだろうか?色もちゃんとあるし、不思議だ。もちろんテレビの後ろには何も居ない。最初は驚いたが、まぁそういう世界なのだろうと今では割り切っている。


「コンコン、」 「ガラガラ」


・・・!!ご飯だ!ご飯ご飯ご飯!!!

そうそう!この世界はなんと言ってもご飯が美味しいのだ。私が初めて食べた時なんて、もの凄ぉぉおく美味しかったので、感動して泣いてしまった。持ってきた人が焦っていたので、とても美味しいということを伝えるとものすごく驚いていた。普通病院のご飯は健康を第一に考えているのであまり美味しくないらしい。

(すごい美味しいのに、)


そんな事を思いながら私の病院での生活は終わりを迎えようとしていた。


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