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9:詩『戦力外通告を望む』

一応のなすべきことが済んだ

期日、無事に


ホッとして

でも息が詰まる


自分で、最後までの形にすることはできなかった

時間切れ


つい1週間前も迷惑を掛けたばかりの人に

また別の迷惑を掛ける結果


申し訳無さ過ぎて辛い

本当に辛い思いをしたのはきっとその人で

でも心情としてはこちらも辛い

能力の足りなさ

理解力の弱さ

要領の悪さ


信用とか、きっともう無いだろうなぁと思う

居たたまれない

肩身が狭い


自覚している戦力外

他者からも認知されているだろう戦力外


優しい人達

温かい人達

協力的な人達

能力の高い人達

能力の高さに加え、努力をする人達


現在の場所は自分には勿体無いくらいの場所だと思う

自分は恵まれた場所にいる

人に、環境に


それでも、人の善意の裏を想像してしまう捻くれ者

自己評価、自己肯定感はうねうねと底辺を這っている


少数精鋭

片手指ほどの戦力に、自分という一人は邪魔だろう

その指をもっと戦力の高い人にすげ替えれば


でもそれを決めるのは自分じゃない

自分から、その場所を空けはしなくて

肩をトントンと叩かれるその日まで

のしかかる重さに潰れそうになりながら

荷が重い、荷が重いと心の中で唱えながら

時に荷が重いと声に出しながら


それでも現在の場所にかじりつく


荷が重い


荷が重い


荷が重い

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