第零話:異世界の言語の日本語表記について※
※咽喉音を表す文字が無かったので追加しました。
※咽喉音の音の中で、破裂音、摩擦音を分けました。
※母音の表記を修正しました。
※子音の追加をしました。
※有声両唇ふるえ音を追加しました。
異世界の言語の日本語表記について
異世界の言語の日本語表記は全て此れで統一して居ます。
本当は異世界の文字とかを出したかったのですが、
其れが色んな事情で無理でしたのでこんな表記に成りました。
濁点、半濁点以外のダイアクリティカルマークも使って居るので読み辛いとは思います。
言語考察にお使い下さいませ。
[ ]で囲って居るのはみたいなのは国際音声記号(IPA表記)と言い、
ざっくり言うと色んなの音声を表す為の表記です。
*は国際音声表記号では無いです。
只の注釈です。
ならIPA表記で良いんじゃないと思われるかも知れないのですが、
IPA表記は一般的な表記では無いので使って居ません。
後元々異世界の文字を出して日本語表記を書こうと思って居たので、
其れが出来なく成ったが為にこんなに成っちゃいました。
もし良い感じのやり方が有れば教えて下さると嬉しいです。
此れでも不完全な表記なので……。
さて、じゃあ別にそんなん気にしないよ〜って人は此処を飛ばして貰って。
言語考察したいよ〜って人は、
此の下に其の表記の対応表やその他諸々を書いておくので見て下さいね。
あぁ、そうそう、主人公の名前は『クリングルス』と言います。
苗字じゃねぇかとか云うツッコミは無しでお願いします。
鱗雲之式日本語表記一覧表↓
*母音
[a, ɶ*, ä, ɑ, ɒ]→ア
[æ, ɛ, ɐ]→アェ
[i, y, ɨ, ɪ, ʏ, ɪ̈]→イ
[ʉ, ɯ, u, ʊ̈, ɯ̽, ʊ]→ウ
[e, e̞, ə**]→エ
[œ***, ɜ, ø, ø̞, ɵ]→オェ
[o, o̞, ʌ, ɔ, ɤ, ɤ̞]→オ
[ə****]→エェ̇
*子音
[p]→ㇷ゚ [b]→ㇷ゛[t]→ㇳ [d]→ㇳ゛
[ʈ]→ㇳ̣ [ɖ]→ㇳ̣゛[c]→ッ̻̇ [ɟ]→ッ̻̇゛
[k]→ㇰ [ɡ]→ㇰ゛[q]→ㇰ̊ [ɢ]→ㇰ̊゛
[ɸ]→ㇷ [β]→ゥ゛[f]→ㇷ̇ [v]→ゥ̻゛
[ʙ]→ㇷ゙̇ [ʋ]→ゥ̉゛[ʋ̥]→ㇷ̉
[θ]→ㇲ̂ [ð]→ㇲ̂゛[s]→ㇲ [z]→ㇲ゛
[ʃ]→ㇲ̌ [ʒ]→ㇲ̌゛[ʂ]→ㇲ̣ [ʐ]→ㇲ̣゛
[ç]→ㇶ [ʝ]→ュ゛[x]→ㇰ̏ [ɣ]→ㇰ̏゛
[χ]→ㇰ̏ [ʁ]→ㇻ゛[m, ɱ]→ㇺ*****
[n]→ン [ɳ]→ン̣ [ɲ]→ン̇ [ŋ]→ン゜******
[ɴ]→ン̊******* [r]→ㇻ̇ [ʀ]→ㇻ̊ [l]→ㇻ̈
[ɾ]→ㇻ******** [ɽ]→ㇻ̣̇ [ɭ]→ㇻ̣̈ [ɹ]→ㇻ̉
[ɻ]→ㇻ̣̉ [ɺ]→ㇻ̈̉ [j]→ュ̻ [ɰ]→ゥ̻゜
[β̞]→ゥ̻ [ɬ]→ㇱ̩ [ɮ]→ㇱ̩゛[ʎ]→ュ̩
[ɕ]→ㇱ [ʑ]→ㇱ゛[ʍ]→ゥ̻̏ [w]→ゥ̻̇
[ʡ, ʔ]→ア̇イ̇ウ̇エ̇オ̇
[ħ, ʕ, ʜ, ʢ, h, ɦ]→ㇹ*********
[t͡s]→ッ̻ [d͡z]→ッ̻゛[t͡ʃ]→ッ̻̌ [d͡ʒ]→ッ̻̌゛
[ʈ͡ʂ]→ッ̻̣ [ɖ͡ʐ]→ッ̻̣゛[t͡ɕ]→ッ̻̣̇ [d͡ʑ]→ッ̻̣̇゛
他の音素は小説内で使う予定が無いので表記を作って居ません。
もしかしたら増えるかも知れないです。
*例文
英語のClean、Over、Beingを此の表記で書くと、
ㇰリ̈ーン、オーヹ̇ェ̇ㇻ̉、ビーイン゜、に成ります。
*説明とか補足諸々
基本的に日本語の片仮名と一緒の書き方をします。
ダイアクリティカルマークが付いている音素は、
子音+母音の書き方に成ってもダイアクリティカルマークは変わりません。
但し子音は基本的に小書き文字で書きます。
そして此の表記ではR音性化を表記する事が出来ません。
架空言語を考えた結果要らなかったのです。
けれども、[f]行、[v]行と[β]行、 [c]行と[ɟ]行、[t͡ɕ]行と[d͡ʑ]行は其々、
フ̇ァフ̇ィフ̇フ̇ェフ̇ォ、ヷ̇ヸ̇ヴ̇ヹ̇ヺ̇、ヷヸヴヹヺ、
チ̇ャチ̇チ̇ュチ̇ェチ̇ョ、ヂ̇ャヂ̇ヂ̇ュヂ̇ェヂ̇ョ、
チャチチュチェチョ、ヂャヂヂュヂェヂョ、
に成ります。
又、[β̞]行と[ɰ]行と[ʍ]行と[w]行も[v]行に倣い、
ワヰヲゥヱヲ、ワ゜ヰ゜ヲゥ゜ヱ゜ヲ゜、
ワ̏ヰ̏ヲ̏ゥヱ̏ヲ̏、ワ̇ヰ̇ヲ̇ゥヱ̇ヲ̇、
と表します。
有気音は「'」を付けて表します。
わ行ウはあ行ウと区別する為に、
ヲゥ、と表して居ます。
[ʡ, ʔ**********]と云う音はア̇イ̇ウ̇エ̇オ̇で表します。
子音はゥ̇で表します。
ッ̻やュ̻の下に付いて居る四角は普通の小書きと区別する為の物です。
特に[t͡ɕ]行、[d͡ʑ]行、[c]行、[ɟ]行はチの小書きが文字コードに登録されて居ない為、
使って居ません。
又、[β̞]行と[ɰ]行と[ʍ]行と[w]行も[v]行の其れに付いて居る四角も似た様な理由で、
一応文字コードには対応して居るのですが、
スマートフォンで確認してみた所表示されませんでした。
なのであらすじにも書いて居ますが、
この小説はパソコンで見る事をオススメしません。
もし其れでも見たいので或れば、
対応して居る日本語フォントをダウンロード、
もしくはインストールされて居るか確認して下さい。
只、其れでも環境によっては文字が崩れるかもしれません。
*最後に
さて、此れで鱗雲之式日本語表記の色々に着いてお伝え出来たと思います。
では、次からはお話が進みますので、
ぜひ次の御話に行って下さいね。
鱗雲之でした。
[*, ***] 此等は環境によって文字が同じに成る様です。
*は大文字のŒを小さくした様な文字で、
***はœの儘です。
[**, ****] 此等は文字が同化して居る訳では無く、
一つで二つの意味が有る文字です。
**は口が開いた時が一番中間的に出る音で、
****は曖昧母音と呼ばれ、別名はシュワー、シュヴァーと呼ばれます。
英語を学習した人なら一度は聞いた事が有るのでは無いでしょうか?
多分此れに苦労させられたと思います。
[*****] 此の音は日本語に無い訳では或りません、
ンがぱ行やば行の前に有ると此の音に成る様です。
ですが国際音声記号に倣い、
似た様な表記にして居ます。
[******]此の音も日本語に無い訳では有りません、
ンとか行やが行の前に有ると此の音に成ります。
此れは英語でも一緒です。
そして此れは英語には無いのですが、
東京方言では語頭以外のが行で発生します。
最近では失われつつ有る音の様です。
又、英語で最後にngが来る時も此の発音になります。
その他の理由は上記と一緒です。
[*******]此の音も日本語に無い訳では有りません、
ンが語尾に来ると此の音に成ります。
又、此の世界のエカルパル国の言語では、
[q]行と[ɢ]行の前に来たンが此の音に成ります。
[********]此の音は日本語でのら行の子音です。
英語でも出ない訳では無いらしく、
例えば、partyやbetterのtやttが此れに成ります。
但し丁寧に発音され無い限り、ですけれど。
[*********, **********]此等は咽喉音と云う分類の音で、
日本語のは行では[h]行で発音されて居るらしいです。
只、此の小説では精々[h]行位しか無いので、
纏めてしまいました。
追記:① [wʲ]行を表す際はウ̻̇ャ、等と表します。
理由は咽喉音と被ってしまうからです。
基本的に日本語の発音を基準にして居るので、
濁点、半濁点以外のダイアクリティカルマークが付いて居るのは、
日本語では無い音素だと思って下さい。




