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Good luck in my world  作者: エンリ
第一章 始まり~大帝国アルネスト
9/156

9、お仕置きは保留

とても美味しいお食事でした。


用意された部屋へ入り着替えに[洗浄]をかけてアイテムボックスに入れて新しい下着と白をベースにした旅人の服(改造済み)を出しておく。


チリン チリン


右耳の白いピアスが反応し白からの連絡が入る。


《ご主人様、定時連絡の時間です!黒と先にお話するなんてズルいじゃないですか~!

やっぱり地上に降りないで僕たちとイチャイチャしましょう!!》


ブツッ

チリン チリン


《申し訳けありませんでした。切らないでください(泣)》


もう一度教育的指導が必要かな。


《で?そっちの担当は問題はなかった?》


《こちらも目立った問題はありませんでした。ただ煌国ノスアレアにある聖樹が少し元気がないようですよ。直ぐに対処しなければいけないレベルではありません、直接干渉は余り出来ないので様子を見ます。何か変化があれば直ぐに御連絡致します。》


《わかった。それで良いよ。》


《明日は黒からの連絡になります。あと()()()ですが無事に転生の輪に入れたようです。》


《そう!ありがとう白!》


気になっていた()()()が無事に転生できると知って安堵した。


この世界の元神様だった光の玉はまだ幼い見た目の女の子だった。最期までこの世界の心配と私へと託す不甲斐なさを嘆き消えようとしていた所を光の玉を引っ付かんで無我夢中で消えないように保護して起きたての頭と神様力を白と黒の力を借りて転生の輪に送り込んだ。


あの子の魂は無事に転生するだろう。神様の立場ではないけれど、大事なこの世界で生き直す事にあの子は喜んでいた。


《ふふふ。ではまたご連絡いたしますね。》

プツッ


ありがとうの言葉にご機嫌になる白。彼の担当は癖の強い種族が多いので大変そうだがそれを上回る力と精神なので問題ないだろう。


まあ、その内ある計画を実行に移そうと思っているがそれはかなりの時間を要するので保留、少しづつ進めよう。




お腹が満たされ心地好い疲れから来る眠気を払い仕切り板の反対に回り湯浴みをする。

湯船はないが身体を拭くだけでも癒される。魔法で綺麗にはなるが気持ちが良いので眠いのを我慢する。


こじんまりした四角い書き物机と顔を洗うための水瓶と桶の置かれた鏡付きの鏡台に挟まれた清潔なシーツに包まれたベッドに横になり陽に干された暖かな毛布を身体にかける。


地上に降りてから三日森でさ迷い野宿を余儀なくされた身には眠りに誘われるのに時間はかからない。


(明日の...朝ごはん...楽しみだ..な)




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