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Good luck in my world  作者: エンリ
第三章 緑の国グレーベ~煌国ノスアレア
74/156

73、見た目で選んだ、悔いはない

道すがらハルルのステータスを確認する。


[名前] ハルル [性別] 男


[種族] 竜人(神使) [年齢]228


[職種] 龍騎士


[レベル]250


HP 800000/800000 MP25000/25000


[加護] 女神 神龍


[称号] 全竜の長 破壊神 青い竜巻


四色のハリケーン(1/4) <new>英雄 ...等



称号に英雄が増えていることと年齢が200年追加以外は眠りにつく前と変わらないようだ。


[全竜の長]は種族が竜人で全ての種類の竜に勝利すると貰える。効果は竜に畏怖効果を与え、常に戦闘中の能力値三倍になる。


[破壊神]は全ての障害物の破壊。ダンジョンの行き止まりも気にしないで進める。自分にとっての邪魔な物質の破壊。


[青い竜巻]、[四色のハリケーン]はゲーム時代にゲーム仲間達からつけられた渾名で効果は無い。


加護に女神があるのはわかるが神龍はなんだろう?[サーチ]をかけて更に詳しくみる。


[神龍]全竜に認められ、尚且つ神の使いと成った竜種族。竜人の場合、竜形態になると神龍体になるため広い場所で変体する事。注)約400m

[神の威圧]が発動されるため気を付けること。



(マジが...、ハルルが竜形態嫌いでよかった...。巨体でギルドと周辺の建物が崩壊したあげく、威圧で街の人達を無差別に消滅させて無人街にする可能性があったよ...。)


衝撃の事実に身震いしているとハルルが近寄ってくる。


「エルノラ?見てる?」


「うん、見てる。ハルル、私の許可がない限り竜形態は禁止ね。」


いきなり禁止ねと言われてキョトンとしたが素直に頷いてくれた。


続いてリゼルのステータスを確認する。


[名前] リゼルディス


[性別] 男 [年齢]21


[種族]ヒューマン [職種] 聖騎士


[レベル] 90


HP 90000/90000 MP 6500/6500


[加護] 剣神 女神(お手つき)


リゼルのステータスはかなり上がっている。

ゲームの上限が100レベルなのだが今は発展に伴い解放されているのでゲーム時代の限界突破方法を使わなくても良くなった為もっと上げる事が出来るだろう。


ひたすら戦ってレベルを上げるか、負荷をかけて短期間で上げるか、条件をみたして爆上げするか...()()条件を満たすにはまだまだかかりそうだが期待したい。


リゼルの次にナハトも確かめる。


[名前] ナハト


[性別] 男 [年齢] 14?歳


[種族] ダークエルフ [職業種] 魔術師


[レベル] 50


[HP] 35000/35000 [MP] 40000/40000


[加護] 魔神 (目...) (1/5)


ナハトの年齢が6歳から14?歳に変わっている。魔神の欠片の影響で見た目が変わったが年齢が変わるのは何故だろう?可能性としては思い当たるのは一つだけだが...。


「彼等を我等の様に育てるのか?」


私達の前を歩くリゼルとナハトを見ながらボソリと聞いてきた。


「とりあえずそのつもり...かな、できればこちらにと思ってる。選択肢は与えるよ。」


「ナハトはともかく、リゼルはヒューマン種だから無駄?」


ハルルは寿命の短いヒューマン種を心配しているようで早めに答えを求めているようだ。ヒューマン種、獣人種が100年、エルフ種、魔族種は1000年、竜人種は1800年程が平均だ。ヒューマン種獣人種以外は成人まではヒューマン種と同じように成長して成人になると寿命近くまで青年期を保ち、寿命が近くなると段々体が老いて最後には灰となる。


「寿命が短いからこそ彼らは強いんだよ。魂の輝きが違うからね。私もあの子にそう言われたの、だからこそ相応しいって。」


「...我はエルノラがいる限り共にいる。他の三人も同じ気持ち。」


乞うよう真っ直ぐな瞳を向け、私から一房掬い上げた髪に軽く口付けを落とすと何事もなかった様に隣を歩く。


ゲームのサポートキャラの時は文字の羅列で感情の分かりにくかった言葉も今現実に生きている事を感じさせる眼差しと心のある言葉に少しドキリとした。


彼等の性格もある程度人工知能的なもので勝手に動くと思っていたが私のサポートキャラ達は前神様によってちゃんと人として存在していた、この世界を壊す可能性があるほどの問題児達だったらしい。何故か全ての問題児をピンポイントで見つけサポートキャラにしていたのを見た時は前神様も焦ったらしい。


こちらも焦った。選択肢を選んでも違う行動をしていたり、勝手に狩りに出かけたり、引きこもりを外に出したのに又引きこもったりと好き放題で、捕獲するのが初めの仕事だった。それもサポートキャラを仲間にする為のランダム強制イベントだと思って頑張っていたのが功を奏し、彼らは類を見ないほどの成長を遂げてくれた。...いい意味でも悪い意味でもだが。


かつてのゲーム仲間にお前のサポートキャラはバグではないかと言われた事があったが、限界突破をしまくり最高値まで上げた結果、誰も何も言わなくなった。何故かお前もバグか?と言われたが...。


鍛え上げた彼等はどんな敵も屠れるほど強くなった。しばらくたって、ゲーム終了の案内がでてゲーム仲間が一人、又一人と止めていく中、最後の最後まで一緒にいた。ゲームからログアウトされるまではと。


その後、前神様に次期神様を任されて眠りについた私の為にサポートキャラ達の記憶も力も本人達が望めばそのまま私が目覚めた時に一緒に目覚めるようにと配慮してくれた。


私は眠りについていたから知らないが、白と黒が前神様に聞いた話だと皆、待つことを選び眠りについたとだけ聞いている。


「エル、あれは何でしょう?」


前を歩いていたナハトとリゼルが立ち止まり更に前の方を指している。


今は緑の国に向かっている途中で遠くに緑の国のシンボルである新緑の大塔と呼ばれるダンジョン兼遺跡が少し見えてきた位だ。チラッと見えただけでまだまだ距離があるため、まだ二日程歩き続けなければいけない。


前方には大きな鳥型のモンスターが何かを掴もうと上空から街道へと急降下している。


「モンスターの足元まで走るよ、ハルル先導して!」


私の言葉に逸早くハルルが反応し先を走る。

私もそれに続き、追い越されたリゼルとナハトも直ぐに後ろに続いた。


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