幕間、白い光の玉神様の追憶
星空に浮かぶ神殿にワタシはいる。
神殿の中心には大きな鏡があり鏡にはワタシの大好きで大切な壊れ行く世界が映っている。
[ゴメンナサイ。]
頬に一雫の水が流れる。
[ワタシデハモウゲンカイナノ。]
鏡に手を触れても映っている世界をワタシでは救えない。度重なる神力の使用で存在が危ういから。
新しい力強い魂がいる。
ワタシの世界を導いてくれる魂。
異世界の神が協力してくれた。ワタシの兄神様にあたる方。あの方の世界にあるゲームにワタシの世界をリンクさせて延命を図り崩壊を止め再生させる。異世界の人の思いを力に変える事で可能だと。
そして、その異世界の人の中からワタシが託すに相応しい人を見つけて神を明け渡す。
[[...]]
ワタシの両肩に乗っている二匹の黒と白の小鳥が心配そうに覗き込んでくる。
[ダイジョウブダヨ。]
静かに瞳を閉じてかの方が用意してくれたゲームとワタシの世界を繋げる。
上手くリンクした。
これから安定するまで異世界の人の思いを力に変える。あの方も手伝って下さると約束していただいた。
どれくらい経ったのか...世界は安定した。
でもワタシの魂が余り持たない。小鳥達は既に無に還った。
あの方が少し力を分けてくれた。感謝してもしたりない。
リンクしている間、ワタシは一人の異世界人をずっと気になって見ていた。
彼女は必ず毎日ここへ来る。他にも沢山来ていたが時間がたつに連れて減っていった。
彼女はこの世界が大好きで大好きで仕方ないと全身で現してくれている様な遊び方だった。
ワタシは彼女に決めた。
彼女ならワタシの世界を受け継いでくれる。
また頬に一雫。
[ノラ、エル。......エルノラ。]
鏡に映った輝いている貴女に手を伸ばす。
その瞬間、微笑んでこちらを見たように感じたワタシの心に希望の光が灯された。
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貴女はワタシの世界を受け継いでくれた。
今はワタシの神力とあの方に頂いた力を体と魂に馴染ませる為眠りについている。
目覚めた時、貴女と世界は新しく変化しているだろう。貴女が目覚めるまで色々やることがある。まずは、さぽーときゃら?の元に行き説明をした後眠ってもらう..。
新しい神の補佐が産まれた。
ワタシの小鳥達と同じ色の白と黒の人型。
200年の間に新しい世界の事、貴女の素晴らしさ、魂の強さ、美しさ、優しさ、全て伝えた。
これで悔いなく消える事が出来る。
貴女が目覚めて神に成った姿を見た。
もう、力が尽きて輝くことができないワタシの姿をみて貴女が何か言ってる。
《...幼女!.....白!黒!......早く!》
暖かい何かに包まれながら貴女の声が聞こえる。
《今まで良く頑張ったね!貴女の世界は必ず幸せにするから貴女は生まれ変わって体感してね。また会おう!》
そしてワタシの意識は白く埋めつくされていった。暖かな貴女の力を感じながら。




