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短編集

朝起きる。猫に話しかける。

作者: 砂上楼閣
掲載日:2019/05/13

おはよう。


起きてすぐ、視界いっぱいに広がる君の顔に挨拶をする。


すると君はいつもそっけなく顔を背けて行ってしまう。


つれないな。


分かってる。


ごはんだろう?


でも挨拶くらい返してくれてもいいじゃないか。


まってまって、今すぐ用意するから。


ほら、君が好きなごはんだ。


はは、本当に君はこれが好きなんだね。


大丈夫、取ったりしないよ。


ゆっくりお食べ。


ここには君からごはんをとりあげるやつなんかいないから。


おっと、もう食べたのかい?


もっとゆっくりでもいいのに。


それじゃあ僕も食べようかな。


いただきます。


…………。


ごちそうさま。


あれ、どこにいったんだい?


ああ、またそこにいたのか。


君はよくそんなところで眠れるね。


落っこちるなよ?


って聞いてないか。


うらやましいよ。


僕もそうやって気ままに寝ていたい。


なんて。


それじゃあ行ってきます。


…………。


ただいま。


ありがとう。


お出迎えしてくれたんだ。


どうして毎回僕が帰ってくるのがわかるんだい?


音かな?匂いかな?


もしかして窓から見てたのかな。


っと、まだ体を擦り付けるのはやめてって。


なんでいつも帰ってすぐに甘えてくるんだい?


僕からいくと逃げるのに。


ほんと、気まぐれだね。


とにかくスーツを脱ぐまで待っててね。


すぐにご飯も作るから。


…………。


うーん、えっとね?


そこが君のお気に入りだってのは知ってるよ。


けど、そこにいられると僕が困るんだ。


だから別の場所で寝てくれないかな?


あー……テコでも動かないね。


いつもは嫌がるお腹を撫でられるのは嬉しいけど。


ごめん、今だけはパソコンからどいて。


…………。


ふぅ。


今日も一日が終わった。


君は自由でいいなぁ。


けど明日は僕も君みたいに眠れるよ。


一緒に二度寝、お昼寝を楽しもう。


それじゃあおやすみ。


良い夢を。

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― 新着の感想 ―
[一言] 猫とかいう、なんにもしないのに、3食(うちは2食ですが)昼寝かわいがりおまけに安全保障とう◯この世話付という、このせちがらい世のなかで超絶勝ち組の生きもの。なんにもしないのに。
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