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感謝祭

完結した後に何故かブックマークをしていただけた方がいました、本当に驚いています。

実力不足でまとめあげれなかった作品なのにすいません、そしてありがとうございます


そのお礼を込めて一応予定していた内容を少しだけ変えて更新させて頂きます

私の作品初のブックマークありがとうございます。

前回、魔王様から教訓を頂き少し自粛をしようかなと考えていた所

やはりこの人達にはそんな事は一切お構いなしだった事を忘れていた





次の会議しゅうかいの最後に姉がみんなにこう言った



「明日予定がある奴いたら手をあげろ、世露死苦」


「「世露死苦」」



おお、みんな元気だな


今で深夜2時くらいなのに帰って寝てからまた出かけるのか、リア充爆発しろ



「ふふーん、みんなまだまだ甘いわ」



悪魔ヨシコさんの囁きだ



「最近ヨシキ君が酷くで、ヨシコ辛いわ」


「大丈夫です、人の心を覗けるうちはまだ大丈夫です

それとそんな顔をしながら辛いと言われても全然心に響きませんよ」



そう俺が言うとヨシコさんは箱車ツインヘッドドラゴンのミラーで顔を確認した



「ピュアでプリティな顔にしか見えないわ」



デスレポートの太陽さんみたいな顔をしていた癖になんという事を


デスレポートに悪魔ヨシコと書いてやろうかと思った



「私は死なないわ、だってヨシキを守るもの」



しねばいいのに


そんなやりとりをしていると、姉さんは全体を見回して言った



「お竜と赤い水性とヨシコは手を挙げなかったから、暇だったらBBQやるから参加するか?」



阿鼻叫喚がこだました


挙げた手を見て、時間を確認しただけなんです とか


脇にゴミがついてただけなんです とか


牛乳特選隊のポーズしてただけなんです とか


急過ぎて言い訳が厳しい


明日暇な奴手を上げろ、だったら恐らく全員が手を上げていただろう


まさかのサプライズに当選した鈴木おりゅうさんが涙を流してる


ちなみに赤い水性とはこの前魔王城を赤く塗った彼女だ、どうやら立ったまま失神してしまったらしい


ヨシコさんは 私には見えた、私こそが魔族の革新だ とか どうよ って顔してこっちみんな


そして阿鼻叫喚の中で会議しゅうかいは終了した






そんな訳で私は現在、つい昨日完成したばかりのシロキ領にあるBBQができるスイシアオ公園に来ております


魔族っぽくとてもムラサキな感じの土地にできた特設公園だ


姉が土木課のみんなにハッパをかけて予定よりも一ヶ月近く完成したとかで、姉は土木課のみんなも呼んでいたらしい


メンバーは 姉 俺 鈴木おりゅうさん 水性 土木課の皆さんといった中々の所帯となっている




「みんな、よく頑張ってくれた、今日は私の奢りだ!じゃんじゃんやってくれ!世露死苦」


「「世露死苦」」




姉はこの辺面倒見が良い、頑張ってる所は絶対に見逃さない良い上司だと思う


世の中、自分の利益を優先させる人達が出世していく中で魔王軍は姉の御陰でそういう人間は皆無に近い


そういった部分も姉の好かれる一部なんだろうな



「そうね、あかめちゃんは下の人間から絶大な指示を得てるからね、本人も別に特別にやってる訳じゃないからそういった部分も好かれる要因の一つね」



ヨシコさんがそう言った、何故か既にお酒と食べ物を手に持っている



「ヨシコさんが副官なのが不思議ですね」



魔王軍7不思議の一つである



「ふふん、あかめちゃんが良い子だから私は仕方なく悪い子を演じてるのよ

みんな良い子許りだと世の中まわらないんだから、私も大変なのよ」



何言ってんだろこの人は、軽くスルーして姉が乾杯の音頭をとり皆で食べ始めた





BBQも始まって1時間くらい経過した頃、少し離れた所で騒ぎ声が聞こえてきた



「ゴミを捨てていくな、ちゃんと持ち帰って公園を綺麗に使うんだ」



神族同士で争っている様だ



「ち、うっせーな、反省してまーす」



そう言ってゴミ袋を先程注意した神族の男性に投げつけたのだ



「ぐあ、やめろ何をするんだ、マナーを守らないとこの公園でBBQが出来なくなるんだぞ」



立派な人です、まさにその通り、最近ではゴミ問題の御陰でBBQができる所が減っている


姉も今まで使っていた場所が使えなくなったりしたので、BBQをできる場所を領内に新しく作ったくらいだ。


ちなみに土木課は、魔王城の一般の依頼も受けるが基本的には魔王軍の工作部隊である


なので、姉の命令は軍の命令として受理されており決して私用で使った訳ではないと明言しておこう



「ここが使えなくなったら別の所でやるからいいんだよ」



そういって一緒に来ていたと思われる連中が公園を荒らし始めた、先程注意した神族にも暴力を振るっている


これはアカンやつや、止めねば、そう思い俺が助けに入ろうとすると



「姉ちゃんにまかしとけ」



そういって姉が俺を静止させてそいつらの所に突っ込んでいった



「愛が足らないZ・Eアターック」



そう言って一人の頭の悪い神族に右ストレートを叩き混んだ



「GAAAAAASEEEEEEEEEEEEE」



そういって吹っ飛んでいった



「てめぇ、何しやがる、おいみんなやっちまえ」



そう言って姉に向かって数人係で襲いかかった



「青いハリネズミパーンチ」


「ゆうじいいいいいいいいいいいいいいいい」



姉さんのパンチによって倒された奴の名前を仲間が叫んでいる、ギリギリセーフか




「みえる星キーック」


「はじめましてがいえなかったああああああああ」



友達がいなさそうな奴が吹っ飛んでいく




「よんしろうチョーップ」


「さくらさあああああああああああああああああああああん」



女の名前を呼んで吹っ飛ぶとはなんて奴だ




「えふふぁんフライングキック」


「おまえさえいなければあああああああああああああ」



おお、なんか女々しい事をいっていやがる


そんな感じで姉が暴れていると土木課達のみんなもそろそろ私達もやらせてくださいといって乱入し始めた



圧倒的に我が軍は有利である、そんな時相手のリーダーっぽい奴が劣勢に耐えかね声を挙げた



「俺達がここで死んだら!!誰があいつをぶっ飛ばすんだ!!」



悪人の癖に正義面するとはなんて奴だ、ゴムみたいな顔しやがって




「桂林大樹拳」


「まだ、まだおわらんよおおおお」



そんな風に思っていたら目立ったせいで姉さんにぶっ飛ばされた、もう終わったんだよ



リーダーをぶっ飛ばされたマナーの悪い集団は捨て台詞を吐きながら逃げて行ったのである



「覚えてろ、絶対わすれんなよ」



意味深である


ちなみに土木課にまざり鈴木おりゅうさんも暴れていた、水性の奴は新人として可愛がられていたみたいで酔いつぶれていた 「調子に乗りすぎて命とりになりました」 と、後日語ったらしい


そして悪魔ヨシコさんは




「今回はちょっとダサすぎたわね」



そう言って何故か悲しそうな背中をしていた



ちなみに今回の事は何故か魔王様の耳に入ったみたいで




「もう、無理しすぎないでね」



と、やんわりと怒られたのであった。


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