駆け抜けろ!
いきなり最終回!ではないけど?
「総司令、良くおいでくださいました。
私が第7中学の校長をやらせてもらってます
江之島平七郎と申します、今日は1日校長よろしくお願いします」
僕達四人は熊田先生に案内されて校長室に行き、校長先生と面会した。
校長先生に挨拶をすると総司令に1日校長のタスキを渡され、そのまま少し待機して朝の全校朝礼で挨拶してほしいとの事だった。
「総司令、一応昨日伝えた通りの段取りだけど挨拶の方は考えてきた?」
一応念のために確認しておいた。
すると総司令は内ポケットから手紙をだし、チラっとみせ、親指を立て任せろとアイコンタクトを送ってきた。
「波乱の予感しかしないわね」
俺は何も言ってないぞ
「代わりに言っといてあげたわ」
ヨシコさんも親指を立てて任せろとアイコンタクトを送ってきた、俺は華麗にスルーする事にした
そうして時間が来たので朝礼をやっている校庭まで案内された
そこには第7中学校の全生徒が総司令の事を待っていたのだ
それでは、今日第7中学校の一日校長をしてくださる、魔王軍北部軍総司令であらせられるシロキ=アカメ様よりご挨拶を頂きたいと思います。
そう進行係の人が言うと打ち合わせ通り姉さんが朝礼台の方に上がり挨拶を始めた
「第7中学校の生徒のみんな、あたいがシロキ=アカメだよろしくな」
なんてラフな挨拶だろう、しかしそんな簡単な話ではなかった
きゃーーーーーーーー
アカメ様~~~~~~~
会いたかったです~~~~~~~
結婚してください~~~、あたし女ですけど~~~~
うお、凄い人気だ、最後のはともかくとして
「だまれ」
鈴木さんが、そう叫ぶと皆一斉に黙った
さすが伝説のドラゴンだ、一味違うぜ
鈴木さんに睨まれた、まさか俺の心の声を読んだのか
「違うよ、あからさまに顔でてただけだよ」
心を読んだのは此方だった
と、まあ俺達がミニコントをしていると姉は用意していた原稿用紙を出して読もうとしていた所だった
「ブチ殺すぞ、、、、ゴミめが、、、、、」
ふぁああああ、姉さんいきなり何を言い出すんだ
隣の悪魔が親指を立ててやったね!みたいな目線を送ってくる
またお前か
ざわ…
ざわ…
ざわ…
ざわ… じゃない、そりゃ当然ざわつくだろうけど
それでも尚姉さんの口上は続いている
「ちょっとすいません~」
そういって壇上に上がり悪魔が姉に何やら話している
そうして姉さんが持っていた原稿と全く同じ原稿を交換している
悪魔は渡した後、すぐ俺の横に戻ってきた。
「あ、すまん、原稿他で使う奴だったわ、間違えたから気を取り直してもう一回」
そう姉が言うと一気に空気が和んだ
その後、学生生活は長いようで短いから思う存分楽しむ様にといった内容の原稿を読み上げた
挨拶が終わり姉さんが壇上から降りると盛大な拍手が送られた
だがしかし、悪魔の野望は既に完遂されていたらしい
原稿間違ったとかいうけどさ、ブチ殺すぞ、ゴミめが なんて原稿どこで読むつもりだったんだ、とか
おい、やっぱあの人ガチだよ、普通間違えたら気づくよな、つまりガチだったって事だよ、とか
今度の世界会議の原稿だろ、俺知ってんだよ、とか
最後の奴は何を知ってるのか俺は気になるよ
噂と恐怖が先行しまくっている様子が聞こえて来る
そのヒソヒソ声を耳をダンボにして聞いて笑ってる悪魔がここにいる
女子生徒は私を殺して~ とか言ってるよ、
エタブリさんは、眼が、眼が、、とか言ってうずくまってるな、保健室にだれか連れていってやればいいのに
しかし、これが効いたのか元々姉さんに挑む中学生がいなかっただけなのか
姉さんの一日校長は無事終了となった、姉さんも最後には生徒のみんなにサインや記念写真を取っていた
鈴木さんも久々に母校に来た事で、熊田先生以外の先生とも会話をしていた
悪魔は既に昇天してしまった、なんて良い日なんだろうか
「人を勝手に昇天させるとか、ヨシキ君ひどい」
「ち、まだ昇天していなかったか」
まったく人の心の声に突っ込まないでくださいよ
「本音と建前が逆よ」
「あはは、まあ冗談は置いておいて、なんで原稿の入れ替えなんてしたんですか
マジで言ってるのかと思って焦ったじゃないですか」
「いやぁ、本当はもっと色々面白いセリフがあったんだけどさ
これ以上やりすぎると神様にガチで天罰を下されるかなぁと思って、早急に回収したよ!」
ヨシコさんはすごく意味深な事を言っていたが、まあ何してもやりすぎは良くない
駄目、絶対!
こうして姉さんの一日校長は終了した
この事を書類にまとめて後日魔王様に提出した
「神様を怒らせると世界が破滅するから、これ以上無理な事はしないでね」
そう言われた
魔王様からのアドバイス
「超えてはいけない一線を超えない様に!」
本来の予定とだんだんズレてしまい、パロディに走りすぎてしまった為一旦ここで終了とさせて頂きました
一応完結にはしましたが、話を上手く纏める事が出来たら不定期に更新したいと思ってます
短い話ではありましたが、読んでいただいた方々本当にありがとうございました。




