因果応報、魔王軍に環境整備
先週の集会は日曜なのに夜更かし対策として行われた環境整備の反省会が行われていた
そこで知った驚愕の事実とは、果たして!
「全神魔界が感動のスペクタル! 涙無し、笑い無しの超傑作!」
「いや、だからなんで人の頭の中に突っ込んでくるんですかヨシコさんは
それに全然超駄作な臭いしかしないですよ」」
僕は魔王軍総司令室で書類をみながら頭と悩ませていた
すると何時も通り?気がついたらヨシコさんがいて笑いながら俺の回想に突っ込んできたのである
「いやぁ、何か大変そうな顔をしてたからね!
きっと先週の事で頭を悩ませるんだと思ったよ!面白そうだからきちゃった てへっ」
「てへっ じゃないですよ、本当に魔王軍の人達は一体なにを考えてるのか」
「てへっ バリバリで喧嘩上等っす だよ!」
この副官にしてこのチームありだな
集会でこんな事があった
「お前ら、悪魔デラックスさんに失礼がないように隅々まで殺ってきたか!」
「「バリバリっす」」
「おう、じゃあ今後また何時、何が起こるかわからねぇ
何か問題があったならいってみな、先手必勝でいくぞ、世露死苦」
「「世露死苦」」
おお、姉さんが良い事を言ってるな、考え方はともかくやってる事は正しいぞ
ついでに銀行強盗もとらえたしね
「総長、ブルドーザーの南 逝かせてもらってもよろしいでしょうか!」
「おう、気合いれて逝け世露死苦」
「「世露死苦」」
「自分、赤ってアカメさんの色としか思えないんっす
でも、街歩いてたらなんか死角い箱が赤かったんで喧嘩上等してたんで
白に染めてやりましたよ世露死苦」
「「世露死苦」」
ん、何の話だ? さすがぶるみなさんだぱねぇ とか意味やっぱり伝わってんのか
「ポストの事じゃないかしら? 街にある四角い箱って?」
隣でヨシコさんが不吉な事をいっている
「す、すいません よろしいでしょうか?」
「おう、ヨシキお前も言いたい事あったら行ってみろや」
姉さんがそう言うと周りが静かになった
「赤い箱ってもしかしてポストの事ですか? よろしく?」
「「世露死苦」」
よろしくは 。 と同じ扱いで使ってるのかこの人達は
「ブルドーザーの南、通称ブルミナが答えさせてもらいます
さすがヨシキさんっす、世間ではそう言うわれてるやつっす 世露死苦」
「「世露死苦」」
おい、マジかよ、ポストが白くなってんのかよ
「あははは」
横で笑ってるよ、ほんとこの人来週赤く塗り直し手伝わさせてやろうか
「ノーバーリー」
ぜってぇ、手伝わさせてやる
「以上です、よろしく」
「「世露死苦」」
うちらを前にして総長以外で許させる赤は血だけにきまってんだろうがとか
あたいも前からやってやろうと思ってたとか
ほんと、ただの酔っぱらいだろう、それは
「次は自分、前のめりの阿津沢が逝かせてもらってもいいですか?」
「おう、どんどん気合いれていけよ、世露死苦」
「「世露死苦」」
「あたい、前から思ってた事があって
信号がちょっとどうなのかと思ってたんす」
信号の赤消したとか本当にやめてくれよ、洒落にならんから
俺の顔を笑いながらヨシコさんがのぞき込んでくる
「はずれ~」
しってんのかよ
「でも、自分達を止めれるのはアカメさんだけなんで、アカメさんが止まれって言ってると思って毎回ちゃんと止まってるんです」
おお、まともな意見だ これをまともと思っていいいのかわからないが
「ただ、あたいらを止めれるのはアカメさんだけなんで逆に赤以外はいらないかなと思って何個か試しにぶっ殺してやりました、世露死苦」
「「世露死苦」」
世露死苦じゃねぇ、どうりで先週信号機が壊れたって苦情が何件かはいってたのかよ、犯人はお前だ、じっちゃんの名前かけるよ
そんで、どうよ みたいな顔でこっち向いて笑うの禁止です、ヨシコさん
まえあつさんハンパねぇ、自分そこまで考えられなかったっす とか、そんな事いってんじゃねぇよ
俺は魔王軍の事は忘れても前亜津の事は忘れないからな
「うっす、自分もいっていいっすか」
「おう、気合入れていけよ 世露死苦」
「「世露死苦」」
「ちょっと自分前のお二人に比べるとしょぼくて申し訳ないんですが」
全然申し訳無いことないからね、謙虚にいこう謙虚に
横の人、意味ありげな顔するのやめてもらえませんかね、マジで
「アカメさんが全神魔界デビューする可能性があるんで、今日来る前に魔王城を真っ赤にしときました
世露死苦」
「「世露死苦」」
お前がナンバーワンだ
やるじゃねぇかとか、それは考えなかったなぁとか、その調子でいけよとか
やるじゃねぇかじゃねぇ、やるんじゃねぇよ!!!
隣の人知ってたのか、どうよみたいなのやめろって
こうして他にも何件か頭を悩ませる意見がでて集会が終了した
月曜日が阿鼻叫喚になるんだろうなと確信した
そして今朝、魔王城に出勤すると宣言道理真っ赤な魔王城がそこにはあった。
魔王様に挨拶をされた時、一目みて察した魔王様は
「よろしくね」
一言、アイドル真っ青な天使の微笑みを俺にくれた
微笑みより、まともな人材が欲しかったが
そうして今の状況にいたる訳です
「ふーん、そんな事があったのねぇ」
「いや、ヨシコさん居ましたよね、俺の横に」
爆笑する所じゃないですよ
「はぁ、総司令の名前で信号は手配済み、ポストも赤くもどさせるんで残ったのは魔王城だけなんですよ
それがですね、月曜日って事もあり人手がたらないんで総司令にも行ってもらったんです
それでも、人が足らないんで俺がやろうとしていたんですけどね
一人探しても見つからない人がいたんですがやっと見つかったんで一緒にやってもらおうかなっておもってたんです」
後ずさりながら、ふむふむと頷いてる
「そんなわけでよろしくお願いします」
逃げようとした所を腕をつかみ強制的に連行したのだった