2/4
触れたくて
現代、SNSの使用は若い世代を中心に、多くの人間が使っている。
「見てみー」
「なにこれ?・・・くっ、くははははっ!」
「面白いでしょ!」
「うんっあはははっ、お腹が!」
画像を見て笑う私、君はまた笑う。
その顔に心臓が鳴る。
バレないように笑っているが、本当はその顔に触れたくて、堪らない。
でも、触れてはいけない。
だって、止まらなくなるから。
私は高校で、一度過ちを犯している。
はじめは、互いに愛していた。
だが、卒業と共に、自分の覚悟の無さに悔やみ、迷い、別れを告げた。
相手の覚悟を踏みにじり、私は逃げたのだ。
「どうした?」
「え?嫌なんでもない!」
「ふーん」
君はいつでも無防備な姿を見せる。
背中を合わせれば、体重をかけ、互いを支える。
いきなり、君は下がって驚くけど、その時に見せる君の笑顔が、愛しくて堪らない。
そういう時だけは、普通のカップルの男性の気持ちが、分かる気がする。
無防備な姿を見せられて、手を出さずにはいられない。
朝のおはようも、夕方のバイバイも、