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付き合う
今日も、爽やかな青空が広がっている。
爽やかといっても、すごい暑い。
ほんとに秋か?って思うくらいだ。
そんなことを思いながら、学校へ向かうと、見慣れた後ろ姿があった。
「おはよー」
前に、綺音がいたので、声をかけてみた。
「うわ!びっくりした!おはよ。」
「学校まで、一緒に行こうぜ。」
「いいよ!」
綺音には、まだ告白の返事を返していない。
・・・今返すか。
「なあ、綺音?」
「なに~?」
「付き合うってことについてなんだけどさ・・・」
「・・・うん。」
少し間を開けてから話したほうがいいよな・・・。
「・・・」
「・・・」
「いいよ。付き合おう。」
「ホント?やったね!」
「おいおい、はしゃぐなって。他の人にばれたらどうすんだよ。」
「別にいいじゃん。他にも付き合ってる人たちいるんだし」
そ・・・そうなのか。知らんかった。
「へぇ、そうなんだ。」
そうこうしている内に学校に着いてしまった。
「じゃあ私は2階だから。じゃね。」
「おう。じゃあね。」