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4話 冴えないピノ
ピノはそうきっぱりと言われるが、「友達でもいいよ」と返した。
ピノも孤児だったから友達が欲しかっただけなのだ。
だが次第にキオを誰にも渡したくない、取られたくないと強く想いを寄せるようになる。
ピノは次第にあやしげな呪術に魅入られ、夢中になっていった。
無垢だったピノに呪術など教えたのは一体誰だ。
だがこれは、ボクが風のうわさに聞いただけのことだ。
ピノという冴えない男の子の存在を。
やがて、その子も街から姿を消したらしいが、ボクにはどうすることもできない。
あまり関心もない。
ボクの幼馴染は愛しいあの娘一人だけだ。
そう、キミの名は──。
「シャンティ。
いま、どこに居るんですか? まったくだだっ広い校舎だぜ」




