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10年付き合っていた彼女に俺は捨てられる!

作者: 七瀬





10年付き合っていた彼女に俺は捨てられる!



10年も付き合っていた彼女にある日、俺は捨てられた。

10年前に彼女と職場で知り合って、あれから10年!

彼女は俺と付き合って1年後に、会社を辞めた。

俺との結婚を考えて、先に仕事を辞める事を決めたらしい。

俺は職場に残り、少しは出世もして今でも同じ職場で働いている。

彼女はその後、俺とは結婚もせずズルズル付き合いは続いて別の会社

に就く事に、、、。

“俺は彼女にプロポーズをするタイミングを完全に逃してしまった!”

今更? 彼女にプロポーズも出来ず、10年間付き合っていたのだが、

彼女が俺に飽きたのか?

この先の未来が見えなくなったのか?



ある日、突然! 俺は彼女に振られて、、、!

俺は彼女が俺の元へまた戻って来ると信じて待っている。

でも? よくよく考えると、俺が捨てられる1ヶ月前ぐらいに、

彼女が俺にこんな事を言ってきた事を想い出す。



『“あのさ? 私達、いつまで一緒に居るの?”』

『えぇ!?』

『10年も付き合ってるけど? 結婚する訳でもなく、事実婚みたいな

関係で私の親も泣いてるのよ! いつになったら、アンタ達! 結婚

するのってね! でも今の関係は私は好きじゃないわ! もっと違う

関係性を私達、もった方がいいんじゃない?』

『えぇ!? ど、どういう事?』

『10年って長いわ! 男の10年と女の10年って違うと思わない?』

『・・・お、俺にどうしろって言うんだよ。』

『“なんで! 私にプロポーズしてくれたなかったの? タイミングは

絶対に何度もあったはずよ!”』

『そ、そうかもしれないけど、もうさ! 10年も経って、結婚なんて、』

『だよね、分かった!』

『・・・あぁ、ううん。』

『“理解してるわ。”』

『えぇ!? 分かってもらえてるの、良かった。』

『・・・うん、』





・・・その後、俺の前から急に彼女が消えた!

彼女は俺に何も残さず、ある日突然俺の前から居なくなって、

俺は急に途方に暮れる。

どうしたらいいのか? “俺は10年経った今でも彼女の事を何も変わらず

愛しているし、ずっと一緒に居れると思っていた。”

当たり前のように彼女が俺の傍に居たから、彼女が居ない今が信じられない!

もう二度と! 彼女が俺の元へ返って来ることはないだろう。

彼女は俺とは違って、“だんだんと俺への気持ちが愛からただの同居人に変わっ

ていくのが俺の目からでも分かっていたのに俺はそれを知らないフリをして、

臭い物に蓋をしていたんだ!”

彼女が俺を見るとき、もう既に【愛】はそこになかった。

同居人が私に何か言っているぐらいにしか、もう思っていなかったのだろう。





俺への【愛】がない彼女が、俺の元へ戻って来るなんて絶対にあり得ない!

それでも俺は、彼女がまた戻って来ると心のどこかで信じていた。






 *





でも? 彼女が居なくなって1年後!

彼女は別の男性と二人で仲良く歩いているところを俺は目撃してしまう。

正直! 彼女と一緒に居た男性を見た瞬間、俺はショックでその場で固ま

って動けなくなり、俺の目だけは彼女を追っていた。

でも結局! 何もできず、俺はただただ打ちのめされただけだった!

分かっていた事だけど? 彼女が他の男と一緒に居るところなんて見たく

なかったんだ!

受け止められない自分がいて、そのまま俺は少しの間動けずにいた。

もう、元には戻れないと分かった瞬間だったから。

だから心臓が飛び出そうなぐらいショックだった。

“もう彼女とは、終わってるんだと気づかされた瞬間でもあった!”




10年って長いよな。

長すぎたから俺はキミを忘れられない!

10年間のキミの温もりがまだ残っていて、俺はどうしたらいいのか?

この先俺は、キミを忘れられる日が来るのだろうか?

キミが俺に言った、“男の10年と女の10年の違いはそう違わないよ。”

俺にとってもキミとの10年は? とても長く俺の記憶に深く刻み込まれて

いたんだと気づいたんだ!

“決して忘れられない記憶、俺とキミとの記憶。”



もし? 10年前に戻れたとしても、やっぱり俺はキミと付き合いたい!

でも? もっと早くにキミにプロポーズしよう。

もうこんな想いはしたくないから......。

キミが俺と同じ職場を辞めた、あの日に戻れるなら、、、?

“今の俺なら、キミに迷わずプロポーズをするよ。”

だからまた俺の所へ戻って来て、、、!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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