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平民だからなんですか  作者: 優希 蓮
9/14

9:入学試験

     9話  入学試験



「アルン魔法剣士学校の入学試験はこちらでーす」



「おーー。これが学校か、、、」

ってデカすぎ!!

周り城壁で囲まれているけど端が見えないんだけど、、、

どんだけすごい学校なんだよ、、、



「おっと。早速受付をつませないと、、」

受付をつませ、木の下で休んでいると1人の女の子が声をかけてきた。


「あのーーロイ君ですよね??」

「ん?君は、、アミール!!昨日ぶり!」

あーなんて美しいんだろう。。

今日は試験ってことで薄紫色のローブを着ているがそれでも美しいことがわかる。。



そんなことを考えていると、、


「受験生はみな集合!」

と声がかかった。


集まってみるとざっと500人ほどの受験生がいた。

ここから何人が合格するのやら、、、


「まず受験生には魔法適性を見せてもらう。その後、筆記、実技の試験とする」


それはまずくないかな、、適性ないんだけど、、、



アミールと共に列に並んでいると、、

前の方から試験監の声が聞こえてきた。


「あー君は水の1(ファースト)ね」

「君は、、水と風の2(ダブル)と、」


なるほど。適性が複数の場合は呼び方も変わってくるのか、、

と、次はアミールの番


「君は水の1(ファースト)ね」

おー。アミールは水が適性だったのか。すごいな。うんうん!!


そして俺の番が回ってきた。

「ん?君、なんで適性ないの??」

「いやー適性ないんですよ。でも魔法も使えますし、剣だってそこそこいけますよ」


「帰りたまえ。ここに無適性は必要ないんですよ。。」

「いや、ちょっと待ってくれ。適性はなくても充分俺はやれる。とりあえず見てくれ」



試験監と俺が揉めていると、奥から1人の男が歩いてきた。

「ちょっと待ちなさい。その子が言ってることはほんとですよ。ふふ…面白い子だ、、」

「ちょっと待ってくださいよ。いくらアルン学園長の言うことでも信じられません!!」


なるほど。このいかつい青髪のおっさんが学園長か、、

しかし、俺のことをなぜ信じれる、、


「そうですね〜。確かにこれでは少し横暴もすぎるのでこういうのはどうでしょう??

あなたが連れてきたここの生徒と決闘させて勝ったら合格。負けたら不合格。というのは??

これなら皆が納得できるでしょう?」


「わかりました。では連れて参りますのでしばしお待ちください。

ロイ・スタンフォード!!

3時間後に第二訓練場に集合だ。」


「了解しました」

んーなぜこうなってしまうのだ、、

せっかく筆記の方も勉強したのに、、、



「せいぜい準備しとくんだな」

これを捨て台詞に試験監は立ち去っていった。

その後も他の受験生は試験が続き、試験が一通り終わったころ

それは約束の時間が迫っていた。



まあ軽くやっても負けることはまずないな。と思い、訓練場の扉を開けると

とてつもないほどの声援と罵声が飛んできた。。


そこにはさっきの試験監がいて、いかにも俺を見下しているのが手に取るようにわかった。


「よく来たな。だが残念ながらおまえは運がない。俺が連れてきたのはこの学校No.1の生徒だからな!!」


「登場願おう。この学校No.1にしてこの国の第二王女! ミイナ・アルブヘイム!!」


その掛け声と共にドアが開き、奥からは紅の髪をした女性が入ってきた。

その瞬間、聞いたこともないような歓声が訓練場を埋め尽くした。。


そして俺も一目でわかったのだ。。

うん。ハイパー美人だ。


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