4:鍛錬、鍛錬、鍛錬
4話 鍛錬、鍛錬、鍛錬
そして俺の鍛錬は始まった。
適性がなかったからといって魔法が使えないわけではない。
無属性と呼ばれる、ヒールなどは使えるようになるらしい。
ということで毎日鍛錬、鍛錬です。
それに加えて、ゲイルとの剣術もやっている。
ゲイル曰く『イメージして剣を振ることだ』ということで
イメージさせてもらいました。黒の剣士様。笑
イメージのかいもあってか、剣術は日に日に上達していったのだ。
そんな鍛錬の毎日が続いて、早3年が経とうとしていた。
今では8歳になり、魔法ではヒール(自己治癒を行う魔法)、身体強化(自分の体を強化する魔法)、瞬足(身体強化を足に集中した時に10mから15mを一瞬で移動する魔法)、捜索(自分の周囲を捜索する魔法)
これらが使えるようになり、剣術の方もそろそろ二刀流になろうかと自分では考えていた。笑
それと同時にスキルの方も鍛錬を続けていた。
俺のスキル『魔法生成』とは頭でイメージした魔法を魔法名を言うことで発動する。
だか、自分の魔力量以上の魔法は発動せず何も起きないということがわかった。
スキルの方は前世の記憶からいくらでもイメージがでてきていてチートすぎないかと思うほどだった。
そんなある日、鍛錬のために俺は近くの森に入っていた。
探索をしながら「今日の夕飯はなんだろうなー」と呟いていると、、
「ん??この反応は、、、魔物かな?」
その反応に向かうと、オークが2体ほどいた。
「オークか、、まあ倒せない相手じゃないな」
そう決めた俺は身体強化と瞬足を発動し
オークとの距離を一瞬でゼロにした。
渾身の拳は8歳の力とは思えないほどの強さで1体目のオークを倒していた。
「あと、1体、、、」
次はこれだな。
俺はスキルで魔法生成を発動した。
「風刃」
風の刃はオークの体を真っ二つにしていた。
「よし!帰るか!!」と思い帰ろうとした時、探索に異常な反応を確認した。
いやいや。この魔力のでかさはヤバいぞ。
今まで確認したことない、、、
だが、放置しておいたらターニャ村に向かうかもしれない。。。
俺は身体強化をかけながら最速で向かったのだ。。