13:入学式
13話 入学式
この世界きてなきゃまた入学式なんてなかっただろうな〜
しかも前の世界と違っていろいろ気をつけないといけないからな〜、、、
先日の続き、、
「え?氷魔法って使える人いないんですか?」
「えぇ。ちなみに今確認されているのは、五代元素の火、水、土、風、雷に加えて特殊な魔法で無属性があります。なので氷魔法というのは存在しないんですよ」
まぢか、、
やっちまった、、、ダメな方で目立っちゃうやつだ、、
「ですが、私はそんな魔法もあっていいと思うんですよ!魔法というのは人のイメージを具現化したのが基本と言われてますし、新しい魔法が出てくることはいいことだと私は思いますよ」
「あ、ありがとうございます。」
「ロイ・スタンフォード君。入学試験合格です。おめでとう!」
「え?合格??」
「はい。合格ですよ。ミイナさんに勝ち、飛竜も倒しておいて不合格にはできませんからね!!
ですが気をつけてくださいね。」
「なぜです??」
「そういう新しい魔法を平民のあなたが使うことでよろしく思わない人もいれば、取り入ってくる人も増えるからですよ、、」
あーなるほど。。確かにそりゃ気に食わないよな、、
だが、どうしようかな、、
と考えていると
「私がスタンフォード君を守ります!」
「王女様??」
「なに?私じゃ不満なのかしら??」
「いえ!そういうことではなく。むしろ俺が王女様を守る立場ですのに守られるというのは、、」
「ならば、お互い守り合うというのはどうかな!!」
学園長が満面の笑みでそうつげてきた。
これは覚悟決めるしかないですね、、
「ロイ・スタンフォード、誠心誠意、王女様のことをお守りいたします。この命に変えても。」
「私も頑張って守るのでよろしくね!ロイ君!私のこともミイナでいいわよ。」
「ですが、王女様、」
「ミイナと呼びなさい!!」
「了解しました!!!!」
そうして現在に戻る、、、
さて、入学式までには時間もあるしどうしようか、、
そういえばクラス分けが張り出されていると言ってたな。うん。それを確認しにいくか。
そうして校内を歩いていると周りからクスクスという笑い声がちらほら聞こえてきた。
「あいつ、平民だぜ。よく合格したよな。」
「クスクス。ほんと貧乏くさいよね」
そうこの学校では貴族とそれ以外を見分けるために制服が違うのである。
貴族には左肩のとこに紋章が入っていて
生地もいいのが使われてるらしい。。
そんなことを考えていると、クラス分けのボードの前まできていた。
ふむふむ。クラスは分けて5つか。
上からS、A、B、C、Dと分かれている。
さて、俺の名前は、、、、
ん?んんん??
「これで一緒のSクラスだね。ロイ君!」
後ろから女性の声が聞こえた。振り向くとそこにはもちろん満面の笑みのミイナがいたのだ。
「よ、よ、よろしく、、、」
それからは「なぜ平民がSなんだ」という反論の連発で、、
逃げていたら入学式は終わっていた。
「さあて教室いくか。HRやるって言ってたしな。」
ここか、、
ガラガラ。中にいた全員が俺を見てまた目を逸らした、、
まあ、当然の反応ですよね、、
俺の席は後ろの窓際だった。前世のころをこの席か1番好きだった。。
机に突っ伏していると、、
ガラガラ
「おはようございます!」「席はこちらです!」
ん?俺とは真逆の神対応されてるやつは誰だ。。
顔を上げると前にはミイナがいた。
「前後になったね!ロイ君よろしく」
「よろしく。ミ、ミイナ。」
それを聞いて周りが殺意でいっぱいになったのは話さなくてもわかるであろう、、
こんなんでどうやって学校生活していけばいいのさ〜、、