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10分完結Web小説集

天才剣士が使う武器

作者: たんぽぽ1年分

王国騎士団を代表するアランとカインの武器のお話


騎士団隊長のアランの意見はこうだ。


「剣士にとってのツルギとは武器であり道具だ。

 時と場合によっては用途が代わるし、折れることもある」

「技術があれば、まともなツルギなら安いにこしたことはない」


騎士団特攻隊長カインの意見はこうだ。


「騎士にとってツルギとは己を象徴するもう1人の自分のようなものだ」

「最高位である我らのような騎士は最上級の一振りを持つべきだ」


アランは金貨1枚で買えるツルギを2本買い、残りはいざと言う時のためにのこした。

カインは持っていた金貨5枚で買える最上級のツルギを1本買って帰路についた。



そして後日、2人がともに出陣した戦場でそれは起きた。


本隊が国境ラインを守っている中、わずかな仲間とともに敵陣に切り込んでいた、

カインの自慢のツルギが折れたのだ。


カインの武装は自慢のツルギ1本。

支給された支度金も全てそのツルギに使ってしまったので、

鍛冶屋に治してもらうにも次の給与を待たなければいけない。


折れたツルギを掴んだ手を掲げて仲間達に撤退を叫びながら逃げるカインに、

「ツルギは道具だ、折れることもある」というアランの言葉が頭をよぎった。



現代でもケースバイケースで当てはまりそうな、

価値観のお話し。

ファンタジーにしようと思ったけど、

モンスターを書くスペースがありませんでした。

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