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七人目は偽勇者?  作者: 木南
第二章
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第四話

遅くなってしまい申し訳ありませんでしたm(_ _)m

一応暇が出来たので少し更新速度を早めたいと思います。



冒険者。


ファンタジーと言えば?と聞かれればかなりの人が真っ先に答えるであろう、憧れの職業である。

この世界での冒険者は、簡単に言うと何でも屋である。

例えば魔物退治、例えば街の清掃、例えば子供の世話。金銭などを対価に様々な依頼を受けて生活していく、世界で最も有名な職業である。

また、前勇者もこの職業に就いていたため、世界で最も志望者の多い職業ではあるが、同時に最も死亡者や退職者の多い職業でもある。

原因は戦闘による怪我。魔物はもちろん、商人の護衛などで盗賊と戦うこともあるため、なによりも戦闘力が重要となる職業である。

また冒険者ギルドは余計な被害者を出すことを避けるためにランク制を採用しており、依頼を達成すれば六つ星〜一つ星の順にランクが上がっていくシステムになっている。




……以上、俺が今受付嬢から聞いたことや本を見て学んだことのまとめである。

うーん、分かってはいたが、本当に漫画の世界に入ったみたいだなあ。

ザッと見た感じ、ガラの悪そうな筋肉ダルマみたいなやつも一杯いるし。

とは言っても、俺たちに絡んで来たりはしないけどね。なんせ騎士様たちと一緒に来てるし。むしろそのせいで注目されてる。

この国では、騎士になるには当然それなりの実力が必要で、最低でも四つ星レベルの戦闘能力が必要だと言われている。

そしてそんな騎士達の中でもエリートである近衛騎士団の人たちに連れられて来た俺たちは、当然それなりの権力者、若しくはそれに準ずる実力があるんじゃないか?って思われてるわけだ。

……まあ、勇者連中で一番近接格闘が苦手な二ノ宮さんーーーーーー二ノ宮鶫さん。高校一年。勇者最後の一人で茜の友人ーーーーーーですら近衛騎士団と同じくらいの近接格闘能力があるから、間違ってない、どころかむしろ正しい考えなんだが。


そうしてつつがなく冒険者登録を終え、冒険者カードを受け取り、後は城に帰るだけとなるが、まだ俺以外は登録を終えていないため、ギルド内の酒場で時間を潰すことにした。


適当にメニューを見てみるが、特に目新しいものはなかったため、店員にオススメを聞いてみることにし、メニューを閉じて店員を呼んでみた。


「すみません!」


「は〜い!お待たせしました〜、ご注文はお決まりですか〜?」


その店員がやって来たとき、俺は思わず固まってしまった。

俺より少し低いくらいの身長に、スラリとした手足。おそらく俺とそう年は変わらないだろうに、出るところはしっかりと出ている。

また、目は少し垂れていて、十人いたら九人が可愛いと言うであろう顔立ち。

肌は透き通るように白くとは言えないがそれなりに白く、金髪赤眼のまるで外国人のモデルのようだ。

だが、四季や王女様を見慣れている俺は、美人美少女を見たくらいじゃ固まったりはしない。

俺が固まってしまったのは、



その頭の上に着いた狐耳とウェイトレス服のスカートから見える尻尾に目を奪われたからだ。


(……こ、これはまさか……キツネの獣人……ッ!?)


王城で学んだある程度の常識の中には、もちろん人種についても含まれていた。

人間、獣人、魔人といったテンプレ種族の他にも、魚人や鳥人、龍人などもいると教わった。

それにギルドの中でも何人か獣人は見かけたため、獣人自体に驚くことはないのだが、いかんせん俺は地球にいた頃からキツネの獣人が好きだった。愛していると言ってもいい。

そのため、初めて獣人を見たときは「ふーん本当にいるんだー」くらいにしか思わなかったが、好きな獣人ランキングナンバーワンのキツネの獣人を目にして、思わず固まってしまったのだった。

今回も文字数少ないですね…。

次からはなるべく2000〜3000字くらいにしようと思います。

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