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欺瞞を生きる  作者: O
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事の発端の発端の発端

皆様、初めまして。Oと言う者です。

今作が僕の第一作目となるわけですが、書いてて文章が我ながら拙過ぎて笑えるw

予定としては結構長編になると思いますが、投稿の頻度はこちらの都合もありますので、マイペースで行こうかな、と思っております。まだまだ未熟ですが、どうかお付き合い下さい。

きっかけは、単純だった。中学二年生の時、クラスの男子とちょっとしたことで口論になり、それで頭に来てその男子の顔を一発殴ってしまった。私、藤村八重子(ふじむらやえこ)は女の割に力が強く、その男子を殴ったことでケガをさせてしまった。騒ぎは大きくなるかに思われたが、教師がやって来てその時は騒ぎは治まった。喧嘩両成敗、ということで騒ぎは終わったかに思われた。だが、こんなことになるとはーーー。それから十数年間、地獄だった。いや、今でも、地獄は続いている。


クラスの男子と喧嘩した。原因は単純。休み時間中、私は前の授業のまだ書き写せていない板書をノートに取っていた。その時、私は誤って筆箱を机から落としてしまった。そして運悪くその場を男子生徒が通り、筆箱に気付かなかった彼は筆箱を踏んづけてしまった。筆箱を踏んだ男子生徒ーーー古畑亮史(こはたりょうじ)はすぐ自分が私の筆箱を踏んづけたことに気付いた。…そこで、古畑が素直に謝ってくれたら、私もムカついたりしなかった。まあ運が悪かったんだな、という感じで終わっていた。なのに、古畑の放った言葉はーーー

「んだよ、これ。邪魔なんだよ」

さすがに私のもカチンときて、その態度は何、と古畑に突っかかった。だが古畑は全く反省した様子を見せず、そればかりか私を小馬鹿にして嘲笑するような言葉を投げかけてきた。私は直感した。コイツ、私が女だからって舐めてる、と。思わず私は古畑を思い切り殴った。私の拳は、彼の右頬を直撃した。自分で言うのもなんだけれど、私は力が強い。父が柔道をやっており、その影響で小学生の間私も柔道を習っていたのだ(ついでに言うと、地区大会2位)。案の定、私に殴られた古畑はケガをした(口の中を切ったらしく、口から血が出ていた)。騒ぎを聞きつけて教師が駆けつけた。事情を聞いた教師は、私は殴ったのが悪い、古畑は謝らなかったのが悪い、として喧嘩両成敗という形で終わらせた。それが、昨日の出来事。

喧嘩した日の翌朝。教室に入った瞬間、瞬時に私はおかしいと思った。いつもなら、親友がおはよー、と声を掛けてくるのに、その親友は愚か、クラスのほぼ全員が私を避け、忌避するような態度を取るのだ。こちらを窺いながらヒソヒソと何かを話す生徒もいる。だが私がそちらに目をやるとその生徒は慌てて目を背けた。あー、昨日のことかなー、と私は思った。何てったって、女子がストレート一発で男子を鎮圧させたんだからなー。それで皆、私に畏怖してるのかなー、と私はあまり気に留めなかった。だが自分の席に着いた瞬間、私は身体を緊張させた。

「やだ……何よ、これ…」

私の机は教室の窓際の最後列、つまり入り口からは一番遠い席だったので教室に入った時はよく見えなかったが、私の机の上にびっしりと、マジックペンで落書きされていた。その殆どはーー否、全ては「死ね」とか、「ブス」とか、「消えろ」とかの、悪口雑言ばかりだった。漫画ではこの手のイジメはしょっちゅうあるが、実際に体験したのはこれが初で、つい身体が硬直した。……てか、え⁉これって、イジメ⁉そう思いつつ、呆然としながら古畑の方を見た。すると古畑は、先程からずっとこちらを見ていたらしく、私が見ていることに気付くと、ザマ見やがれ、とでも言わんばかりに鼻で笑った。

題名にもありましたが、読んで字の如し、事の発端の発端の発端です。故に今回はストーリー全体の中心的な部分には全く触れておりません。全体のストーリーは大体は既に考えてあるのですが、まだまだ時間がかかると思います。

稚拙な僕の小説を読んで頂き、本当にありがとうございました。また次話もよろしくお願いします!

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