〔1〕異世界転生
20XX年。東京の某通販会社で働いていた雨音 華菜。大量の事務処理、クレーム対応、残業。こんな毎日が続き、ついに過労死した。
(...?声が...出ない.....ここは...どこ?)
私は不思議な空間を光に包まれ、漂っていた。
「おーい?聞こえますかー?聞こえてますかー?」
(....誰?)
「まいっか。じゃあ話しますねー。」
(えっ...ちょっ)
「あなたは現世の世界で死にました。今からあなたはあっちとは全く異なる世界に行ってもらいます。」
(え、転生ってこと?)
「あなたの現世の世界での生活があまりに気の毒なので、魔女として転生してもらいまーす。」
(やっぱ転生なんだ.....魔女?普通だったらどうなんだろ)
「あ、普通だったら下等の魔物とか、能力無しでそのままっていうのもあるよー。」
(ふーん...って、こっちが話してるの聞こえてるんじゃん!)
「バレた?じゃあ続けるねー。」
(続けようとすんなー!おーい!)
「魔女としてある程度の能力は使えるからね。最低限の生活はできるから。じゃ、バイバーイ!」
(ちょっ、うぉーい!!)
そして私は、眩しい光に包まれ、異世界へ_____
「...お?ここが異世界?ひろーい!!」
そこには、見るに大草原が広がっていた。
「ていうか、何も無っ!!」
大草原。木という木もないような。あたりに街も見当たらない。
「何が使えるのかなーっ。...お?おぉ?おおおぉー!石ころ浮かせられる!すごーい!」
浮遊魔法。人や物を浮かせられる。他にも、火炎魔法や創形魔法(材料があれば即座に目的の物を創れる魔法。)など、様々な魔法を使える。
「まずは...家だな。...どういうの作ろう。」
何か使える魔法はないかと探すと、
「ん?建築魔法?と、創造魔法。」
建築魔法。イメージを浮かばせると、必要な物が浮かぶ魔法。
創造魔法。土、水を生み出せる魔法。鉄など、鉱山資源は不可能。
(使えるじゃん!!よし!これがあれば、家を作れるかも!)
それから数十時間、華菜は日が暮れるのも気にせずせっせと家を作り、できたのは...
「なんでマンション造っちゃうんだ私...。」
そこには21階建てのマンションが建っていた。
「というか...めっちゃ疲れた。動け...ない....。」
それもそのはず。魔法を使うと自分の“魔力”を大きく消費し、一定量以下になると自動で体力回復になってしまうからだ。特に創造魔法なんて大きく消費してしまうのだ。そんなわけで、今、華菜は体力回復の一歩手前にいる状況に陥ってしまっているのだ。
「もーぉなんなのぉー!」
華菜の異世界での人生は始まったばかりである。
こんにちは。今回、「異世界来たけど、あまりに何も無かったので大都会作ります。」を書かせていただきました。
時間と体力的に厳しいので、とても短い文になりました。
二週間に一回のペースで書かせていただこうと思います。
読んでくれると嬉しいです。




