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お料理

家に帰り買ってきたものを冷蔵庫に入れてさっそく料理開始しようとしたのだが、、


「おにい撮ってー」


自分の部屋で大人しくしてるかと思ったが、エプロンだけ着てにゃーこさんモードで出てきた。

これが噂の裸エプロンか、、


「なんて格好してんだよ!」

「パパとママいない今日ぐらいしか出来ないからー」

「それはそうだけどな、、」


スマホを俺に渡して好きなようにポーズを決めている。


「おにいはどんなポーズがいいと思うー?」

「うーんそうだなー。斜めとかいいんじゃないか?」

「斜め?」

「そうそう。ちょうど胸もお尻も見えないのがいいんだよ」

「きもっ」


暴言を吐きつつ言った通りの角度に合わせてくれる。

やはりチラリズムは正義だな。

数枚撮って陽菜に確認してもらった。


「うーん何かが足りないかも」

「可愛いと思うけどな」


二人で確認し陽菜の言う何かを探す。

正直俺はまったく問題ないと思うけど。


「なんかこれだと私が痴女みたい」

「実際そうだろ」


ゴンっと鈍い何かで叩かれた。

けっこう痛いんだぞ。


「仕方なくっていうか恥じらいが欲しいかも」

「あーなるほど。だったらいい案があるぞ」

「え!?なに?」


手元にあるじゃがいもと包丁を差し出す。


「なに?私に料理しろって?」

「そうだよ。この設定ならポーズ決めるんじゃなくて隠し撮りっぽくした方が陽菜には合うとおもうぞ」

「わざとカメラ見ないってこと、、」


おい。包丁をこっちに向けるな。

納得行かないようだけどじゃがいもの皮を剥き始める。

陽菜は普段料理しないから手こずっている。

俺は合えて台所から離れてシンク越しに陽菜を撮影する。


「剥き終わったよーおにいどうー?」

「めっちゃいい感じだぞ」

「ほんとだー!めっちゃ新妻感出てていいかも!」

「そうだろー。旦那さん目線意識してみた」

「やっぱおにい凄いー」


じゃがいもに苦戦して珍しくカメラ目線じゃないけどそれがいい。

頑張って料理している奥さんを見守る旦那さん目線がコンセプトだ。


「じゃあおにいあとはよろしくー!着替えて投稿してくるー!」

「もっと料理してもいんだぞ」

「きもっそんなに見たいの?」

「違うよ!手伝ってくれてもいいんだぞ?」

「おにいが1人で作った方が美味しいからやだー」


嬉しいけど腹立つな。

また自分の部屋に戻っていった。

ったく料理するか。


ピンポーン


「はーい」


誰だろう。宅急便か。

インターホンを確認すると新太郎だった。


「何しに来たんだよ」

「わりー虎生。やっぱり姉ちゃんに追い出された」

「それで家に来たのかよー」

「頼む!一生のお願いだ!姉ちゃんの女の声とか聞きたくねえよー」

「わかったちょっと陽菜に聞いてみる」

「虎生愛してるぞー!」


たしかに姉の女の部分なんて聞きたくないよな。

少し可哀想なので泊めてあげたいが陽菜次第だな。


コンコンコン


「おにいどうしたー?」

「新太郎がどうしても泊めてくれってー」

「うーんいいよー。さっき新太郎くんのお姉さんからたぶんそっちに行くけどいい?って連絡あったから」

「そ、そうか。ならよかった」


一階に降りて新太郎を入れてあげる。

今度陽菜にアイス奢るって言ってめっちゃ喜んでたけど俺には?


「めっちゃいい匂いするじゃん」

「今日カレーだからな」

「マジかほんとお前料理上手いなぁ」

「新太郎も食べるか?」

「いいのか!?食べる食べる!」

「はいよー」


いつもの癖で4人分作ってしまったからちょうどいい。


「新太郎くん大丈夫ー?」

「陽菜ちゃんほんとありがと!」


2階から陽菜が降りてきた。

着替えるのとメイク落とすの早いな。


「久しぶりにスマブラする?」

「おぉー陽菜ちゃんしようぜ」

「じゃあおにいご飯よろしくねー!」


二人の頭にカレーを流してやりたくなったが

ここは堪えてグツグツと煮込む。

結局新太郎が少しの差で勝利したらしい。



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