テスト終わり
陽菜の看護のお陰で熱は無事下がりテストもいつも通りの手応えだった。
これでひとまずは安心ってところかな。
帰宅しようと荷物をまとめているとスマホに通知が来ていた。
(今日帰り寄りたい所があるんだけど)
陽菜からだ。
了解っと返信していつもの校門に向かう。
着くと既に陽菜は居てかなりお疲れの様子だ。
「おにいテスト疲れたー」
「お前どうせ暇疲れだろ」
「そうだよー半分くらいの時間暇なんだもん」
「はいはい。ところで行きたいとこってどこだ?」
「ドンキーにいこ!なんか面白いそうなの探したいから」
「おっけ」
ドンキーは一階がスーパーで2階がおもしろグッズを置いてくれているから暇な時行ったりすると案外面白いんだよな。
ただ学校からは少し離れているので電車での移動になる。
2 駅ほど乗り、少し歩くと一際目立つ看板が目に入る。
よく新太郎と遊びに来るので道は覚えている。
「やっぱ大きいねー」
「そうだな。陽菜はあんまり来ないのか?」
「女の子はあんまり行かないかなー」
たしかにもっとオシャレなとこ遊びにいくよな。
「あっ!おにい入口にこんなのあるじゃーん」
にひひと嬉しそうに笑いながら指差す。
そこには赤と白の男性用ジョークグッズが。
「買わないぞ」
「えー欲しいくせにー。買ってあげようか?」
「陽菜が堂々とレジ通してくれるならな」
「さいてー」
なんでだよ。
大体そんなの持ってても使う場所も捨てる場所もない。
「あっめっちゃカラコンあるじゃん!」
「色んな芸能人がプロデュースしてるんだな」
「ちょっと買っちゃおー何色が似合うかな?」
「この赤色とか好きだけどな」
「じゃあそれにしよー」
安いのもあってかなり簡単に決めた。
他にも本物か怪しいサイフや服など本当になんでも置いている。
中でもピンクで目立つのは……
「おにいそこ入らないでね」
「入るか。制服だぞ」
18禁の暖簾は別に入りたいわけじゃないけど無性に潜りたくなるときはある。
周辺にはコスプレが大量に置かれていた。
「おにいナースとポリスどっち派?」
「ナースかな」
って何普通に答えてんだ。
これじゃ看護されたの影響してるみたいじゃないか。
「女医さんとかもあるね。あっ!これ可愛い!」
「チャイナドレスか。いいじゃないか」
「ちょっと買ってみようかな。これ興味あったから着てみてよかったらもっと高いの買おうかな」
「陽菜猫以外もするんだな」
「可愛いかったらなんでもいいのー」
その後何色のチャイナドレスにするか悩み赤色にした。ついでにキツネのお面も買った。お面があったら加工が少し楽になるからだそうだ。
他にもなにか似合いそうなのないかなと探していると後ろから声が聞こえた。
「あのカップルコスプレ見てるな。お前もやれよ」
「はー?似合うならやってるわ。っていうかお前がやれよ」
20代後半ぐらいのおそらくカップルの会話だろう。
兄妹でコスプレ見てるとは思わないよな。
「あのお姉さんいいこと言うね。おにいにも何かさせよう」
「なんでだよ!おいカゴに入れるな」
「おにいお医者さんのやつにしてあげる。これでナースにセクハラするおっさんできるよ」
「お前そんなのどこで覚えたんだよ……」
ちょっと面白そうだから買ってみた。
2度は着ないだろうについつい買ってしまうのがこのスーパーの恐ろしいところだ。
「よし!いっぱい買ったから帰ったら着てみよ!」
「それ載せるのか?」
「まあ出来次第だね。おにいそこはよろしくー」
結構丸投げだな。
とはいえ陽菜の猫以外のコスプレも楽しみなので載せれるレベルに撮るように頑張ろう。




