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DM

コンコンコン


「おにいはいってー」


いつもより声が低め。

陽菜が真面目な時の証拠だ。


「どうした?」

「これみて」


陽菜が差し出したスマホにはDMの画面が開かれていた。

恐る恐る内容を確認する。

宛先は巫女さんだ。


(今日の投稿可愛いですね)

(ありがとうございますコラボする気になってくれました?)

(とぼけないでください。あの投稿わざとですよね?)

(御名答!よく気がついたね!!)

(何が目的ですか?)

(ただ心配になっただけ。よかったら今度3人で話さない?)

(わかりました。都合のいい日にち教えてください)

(土日とかどうかな?時間とかは追って連絡するね!)

(わかりました。お願いします)


「なんだこれ?」


いつの間にか会う約束までしてるが一体誰なんだ。


「なに?おにいまだ気が付いてないの?」

「お、おう。なんのことだかさっぱり」

「これ相手は巫女さんだけど中身は三上先生だよ」

「はあ!?なんでわかるんだよ!?」

「逆になんでわからないの。目とか顔のパーツそのまんまでしょ。それにわざわざ分かりやすく私達の前で買ったビールまで写してくれて」

「ほ、ほんとに巫女さんが三上先生なのか、、」

「そうよ。それに3人で話さない?って書いてるでしょ?」

「あ、ああたしかに」

「ていうことはおにいが撮ってるのもバレてるって事だよ?」

「はぁ!?なんでそこまで、、、」

「知らない。まあ実際に会ったら聞けばいいから」


どうしてそんな簡単に二人とも相手の表の顔なわかるんだ。

もしかして呼び出されて生徒指導とかなったら、、、、


「陽菜!このことは全部俺が背負ってやるからな!」


バチンとおでこに痛みが走る。


「馬鹿なこと言わないで。相手だってバラすつもりならわざわざ自分の正体明かす必要ないし、学校の外で会わないでしょ」

「たしかに、、、何が目的なんだ、、」

「そんなのわかんない。それよりおにいは土日まで先生と会っても変に意識しないこと!」

「お、おう」


会うというか授業あるんだよな、、


「なにか言われても必要最低限で返すように!わかった?」

「わかった。言われた通りにする」

「よしっ!じゃあこの話はここでおしまい。下で新太郎くん待とっか」

「お前怖くないのかよ、、バレてるってのに」


俺は今にも手が震えそうだというのに。

なんでそんな笑っていられるんだ。


「うーん?強いて言うなら女の勘かな?」

「女の勘だけ?」

「うん!まあ大丈夫だろうから安心して!おにいが心配そうな顔してたら私まで不安になるでしょ!」

「そうだな!悪かった」


きっと不安なのは陽菜も一緒だっていうのに俺は情けないところみせてしまったな。

顔を叩いて気合を入れる。


「うん。それでこそおにいだよ」

「おう」


妹に負けてられないからな。

さっきはデコピンされたけど何があっても陽菜を守ってやるからな!





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