いきなり忘れものですか?
受験が2週間前に差し掛かったので投稿が少なくなりますがご了承ください。
今日もいつもと変わらない一日が始まる。
と思いたいが、席替えをしたんだった。
教室のドアを開け、新しい席に座る。
隣には神々しい女神が座っている。 俺はこの女神と関わることなく過ごしていくのだろう。
そんなことを考えながら俺は、朝のHRを聞いていた。
今は、三限目、一番眠くなる歴史の時間だ。
「ちょっといいかな?」.
ちょ〜ど俺が寝ようとしていた時に、声をかけられた。
だれだよ、、俺の眠りを邪魔する奴は、、!!
ん!!隣の女神、一条さん!
俺が、女神に話しかけられる、、、
明日槍でも降るんじゃないかと心配になる。
「え、どうしました?」
と、俺は言う。
「歴史の教科書忘れちゃったんだけど……見せてくれない?」
「え、あ〜、全然大丈夫ですよ。どうぞ。」
女神でも教科書忘れるんだなぁ〜などと、のんきなことを考えながら教科書を渡した。
すると、なぜか一条さんに笑われた。
笑いながら一条さんは言う。
「私に教科書渡しちゃったら、宮丘くん見れないよ」
え、あ、ま〜、確かにそうだけど……!!
その次の瞬間、一条さんが机をくっつけてきた。
おいおいおい……まじか。
ほぼゼロ距離だぞ……
なに、机くっつけただけで興奮してんだよとか思ってるやついるかもしれないが、
教科書を二人で見るから、ほとんどくっついてんだよ!!
そんな経験は、インキャには……
まぁ、言うまでもないだろ。
だから、これが「初体験」だ。((意味深だな
「はい、これで二人で見れるね!」
「え、あ、はい。ありがとうございます」
俺は、おどおどしながら言った。
そわそわして授業が、全く集中できなかった始末だ。
帰りのHRが終わり、ふつーに今日一条さんと話しちゃったなぁ、
とか考えながら廊下を歩き、帰っていた。
すると、後ろから声をかけられた。
「ねぇねぇ」
なんか、今日はよく話しかけられるな、、、、!!
え、、まじか。
一条さんだった。
こんな、1 日で神と何回も話していいのか?
「今日はありがとね!教科書見せてくれて!」
「あっ、全然大丈夫ですよ」
「もし、よかったらなんだけど、連絡先、交換、しない…?」
俺が女子の連絡先……?
一瞬なにを言われているのか分からなかった。
「え、あ、いいですよ」
反射的に言ってしまった。
「ありがと!」
今日はいいことがありすぎて、明日にでも死にそうだな。
バカみたいなことを考えながら俺は眠りについた。
お読みくださりありがとうございます。
忘れ物した時さ、隣の人に話しかけるのめっちゃ緊張しない??
僕だけかな?