女子アナもねのロックな小説7
〇熱愛報道 の巻
ある民放局のアナウンス部・・・
「朝から美人女優とか女性タレントの結婚とか、勤労意欲無くなるよな」
背広の男は窓辺で、そうつぶやいた。
「部長、なにたそがれてるんですか?まだ午前中ですよ」
女子アナ平もねが朝の情報番組のスタジオから帰ってきた。
「モネタン、窓の下、見てごらん」
「週刊誌の記者ぽい人がたくさん・・・あたし身におぼえないですよ」
「うちの番組でキャスターやってるフリーアナウンサーがイケメン俳優と」
「さっきその原稿読みました。あれって『ニュース』なんですか?」
(・・・)