表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

歴史変えちまい隊、番外編 今井俊哉のこと

次の日、俺は大事をとって、会社を休んだ。いや、休まされた。本当は仕事をしたかったのだが、寿さんに許してもらえなかった。

俺は、ひさびさに眠るのが怖くなり、ずっとテレビを見ていた。

しかし、寝る癖がすっかり身についてしまった俺は、いつの間にか、眠っていた。

俺は見た。

家族団らんの姿を。

俺がいる。

あの子もいる。

そして、息子がいる。

俺には分かった。息子だと、はっきり分かった。

初めてだった。

幸せな予知夢を見たのは、初めてだった。

俺は結局、寿さんが帰宅するまでぐっすりと眠っていた。


その後1週間、俺は会社を休んだが、予知夢を見ることは一度も無かった。

理由は知らない。

でも、俺は解放されたのだ。


「今井、あんたずいぶんと派手にやられたのね。当たり前だけど。」

会社に復帰した俺に、渡部さんは言った。

「それで?再チャレンジしたいんだって?まったく、あんたは妙に義理堅いんだから。まあ、狙いを定めて行くんだったら、もしかすると奇跡が起きちゃうかもしれないけど。アゴ、気をつけるんだよ!あんたからお喋りを取ったら…確実に終わるわよ。」

「はい!気を付けまーす!俺、自信有るんすよー!なんか俺、今日から変わっちゃうと思うんす!幸せ一直線っすよー!」


俺は久しぶりに、時代を遡った。再チャレンジである。

絶対に会える!

俺の予知夢には一片の曇りなーし!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ