表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

歴史変えちまい隊、番外編 今井俊哉のこと

「え?ごめん、どこが一番痛いの?」

「ひはうよ、ほれは…へも、たひはに、ひはひ。」

千恵美ちゃんは、俺が立ち上がるのを手伝ってくれた。

「とりあえず、病院に行かなきゃ。アゴが外れてるみたいだし。鼻、折れてないといいね。」

俺は千恵美ちゃんと一緒に病院に行った。

鼻の骨にはヒビが入っていた。

先生は言った。

「今日は喋らない方がいいよ。今入れたけど、君のアゴ、かなり外れ易くなってるから。顔から転んだんだって?歯が折れてなくて良かった。」

俺はアゴを包帯でガッチリ固定され、痛み止めの薬と、至る所にある擦り傷の薬を処方された。

千恵美ちゃんは最後まで付き添ってくれた。

「鼻、折れてなくて良かったね。今日一日、黙って安静にしてれば、すぐに良くなるよ。ガッカリしないで。また、チャンスは有るからさ。」

千恵美ちゃんは俺の肩をポンと叩き、励ましてくれた。

俺は、涙が出てきた。

自分のアホさ加減に、怒りが込み上げ、そして、その怒りが悲しみに変わったのである。

シクシクと泣く俺の隣に、千恵美ちゃんは居てくれた。

時間が来て、俺はスッと元の時代に帰った。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ