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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

勇者召還で召喚されたものの、案の定チートハーレム物語の主人公の勇者にはなれなくて、予想通り腹黒国王一族に追放されて、魔王側に寝返ろうとしたのに拒否されて5年が経ちました。

作者:(BKNY)Atu
俺は普通の高校生活を送るはずだった。入学式、新たなクラスメイト達と親睦を深める時間もなく……勇者召還とやらで異世界に召喚された。しかし俺に与えられたのは【スキル作成】という意味不明のスキルのみ。
三雲焔、魔法適性なし、天職【異人】
ただ1人、勇者ではなかった。そして俺はなるべくして、とでもいうかのように加虐趣味の王女の玩具にされる。あの平和な日常では決して味わうことの無い拷問による苦痛。

その果てに、俺は復讐を……する気力すら残っていなかった。

だが、俺は生きていた。
やはり、復讐をすんなり諦めるような意思の弱い人間だったから、俺は勇者に選ばれなかったのだろう。
本物の勇者はいた。勇者召喚は、立派な勇者を召喚していた。
俺のような弱者の希望になる彼らが眩しかった。

勇者ではなかった。だが、俺は勇者に助けられたことで、その輝きに触れたことで……近づきたいと思った。
なんとか、彼らの力になることは出来ないだろうか?


ああ、王国を滅ぼせるほどの力が欲しい。


それならば、彼らが窮地に陥った時に、あの王国から解放することが出来るだろう。
そうすれば、彼らに助けて貰った恩を少しは返すことができるかもしれない。

そして俺は魔王の国で力を求めた。

だが、望む力を手に入れた時、再び世界の広さを知り、己の無自覚な、時間という罪を知る。

そして再び俺は無力だということを思い知らされる。

だが、這い上がる。

強さを! 犯した罪を! 時間を!

全てを拾い上げて、俺は俺になる。

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