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(嫌だ!)
——何故、あの時私は
(俺は、ずっと一緒に居るって決めた!)
——力ずくにでも止めなかったのだろう
(誰にも邪魔はさせない...!)
——こうなると、分かっていたのに
(これで...)
——悲劇にすらならぬと
(俺達は...)
——喜劇にすらならぬと
(ずっと、ひとつに...)
——ひとつにすら、なれぬと云うのに
愚か者と叫んだ声は、聞こえたのだろうか。
綺麗だと肩を並べ眺めた風景は、憶えているだろうか。
その瞳に、焦りが生じたのはいつだったろうか。
私の愛は、届いていたのだろうか。
私の名は、あの月の様に愛しいよ。
(愛してる)
遅筆ですが、頑張ります。