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鞭打ち
気がつくと、そこは真っ暗な部屋。
「だれかぁ!」
さけんでもだれも来ない。
あー、そうか。トゥールと目が会って…。
「起きたか。」
きゃぁ!
トゥールが入ってきたっ。
「目を合わせたお前は二宮あかりだな。ヒヒヒ、お前にはお仕置きが待っている。覚悟するんだな。
「お仕置きー!?」
「鞭打ちだ。」
ビシィ!
バシィ!
「キャアアアアアア!」
いたぁぁぁぁいっ!
どうして鞭打ちなのよ。
私は馬じゃないっ。
「やめてほしけりゃ、土下座するんだな。」
しくしくとないて、私はひざまづく。
「やめてください。お願いします。」
「…よし。じゃあ、少し来い。」
私は痛さに身をちぢませ、歩いた。