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トゥール  作者: ゆず
3/3

鞭打ち

気がつくと、そこは真っ暗な部屋。


「だれかぁ!」


さけんでもだれも来ない。

あー、そうか。トゥールと目が会って…。

「起きたか。」


きゃぁ!

トゥールが入ってきたっ。


「目を合わせたお前は二宮あかりだな。ヒヒヒ、お前にはお仕置きが待っている。覚悟するんだな。


「お仕置きー!?」

「鞭打ちだ。」


ビシィ!

バシィ!


「キャアアアアアア!」


いたぁぁぁぁいっ!

どうして鞭打ちなのよ。

私は馬じゃないっ。


「やめてほしけりゃ、土下座するんだな。」


しくしくとないて、私はひざまづく。

「やめてください。お願いします。」


「…よし。じゃあ、少し来い。」


私は痛さに身をちぢませ、歩いた。

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