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7話

キュイーーーーーン


晴翔「おぉーーーーーー!!!」


押し込みと同時にリングの周囲に光のラインが浮かび上がり高速で回転し瞬く間に身体全身が光に覆われた。


晴翔「うぉーーーーーー!!!」


アホーアホー


晴翔「え?…なにこれ」


ボー然とぽかーんした表情で立つ晴翔

光に覆われて派手な演出に対して米粒みたいな小さい炎がリングの上でメラメラしているだけだった。


晴翔「何処をどう見ても変わったところないし身体的に向上してないし、何か技が出るわけでもなく」

「…どゆこと????」


アイ「現在の晴翔さんの状態ですと引き出される最大値はこれが限界のようです」

「最大値を上げるには身体的な向上もありますが気力、メンタル面が重要になってきます」


晴翔「メンタルってそこまで把握できるの?」


アイ「血中酸素濃度や血液の温度、心拍数、筋力の膨張そういった数値を掛け合わせ晴翔さんの状態を把握しています」


晴翔「じゃー今はなにも何も感じられないからこれっぽっちってこと?」


アイ「その通りです」

「力を解放する事は難しい事ではありませんが下手に解放すれば再び意識が乗っ取られて暴走する恐れもあります」

「そういったアクシデントを減らすために私が制御しています」


晴翔「なるほどね〜」

「まぁそんな簡単に行くとは思ってなかったけど」


アイ「力は一度解放すると身体の限界が来るまで永久に放出し続けます」

「解除したい場合はもう一度突起を押し込んで下さい」

「微量な力でも身体への負荷かかります」


晴翔「ふーん」


カチ


アイ「解除します」


晴翔は力の解除をし米粒炎は風に吹かれて鎮火した。


晴翔「帰ろ」


帰路を辿る最中晴翔は後ろから誰かに呼ばれた


???「晴ちゃん??」


晴翔「ん?」

「はるちゃん?」


???「やっぱり!晴ちゃんだ!」


振り返ってみるとそこには幼馴染の朝陽奈夏帆あさひなかほが立っていた。

幼少期から中学まで同じクラスで親同士が仲良く、家が近所だった為、よく遊びに行っていた。

今は高校はそれぞれ別々に通っている。


晴翔「なんだ夏帆か」


夏帆「なんだとは何よなんだとは!」

「退院してるならしたって連絡くらいしてよ!」

「お見舞い行っても家族以外無理とか言われて入れてくれなかったし!」

「スマホも繋がらないし!」

「心配してたんだから!」

「晴ちゃんの高校が爆発したって」


晴翔「大した事ないから大丈夫だって」

「それよりこんな所で何してるのさ」


夏帆「それよりじゃないよ!大したこともある!もぉー!」

「ただ散歩してただけだし!」

「久しぶりにあったていうのに!」

「元気だったか?とか久しぶり!とかどーして何もなおのよー!」

「なんだとか言っちゃって!」


晴翔「あ、あぁ悪かったよ…」


夏帆「あったりまえでしょ!」

「晴ちゃんが悪い!」

「まったくもー!」


久々の再会だったが晴翔の一言が原因でしばらく機嫌を損ねてしまった夏帆。

ぷりぷりしていたが次第に落ち着き、例の事故の話題になった。

詳しいことは勿論話さなかった。

爆破に巻き込まれて怪我をして入院その程度の事しか夏帆には伝えなかった。

悪魔やら力やらそんな事を話しても理解が追いつかないだけだし、それに危険な事には巻き込みたくないから。


夏帆「…本当に?」


晴翔「ん?」


夏帆「本当にそれだけ?」

「何か隠してる事ない?」


晴翔「ないよ」

「今話したのが全部」

「だからそんなにこっちに寄ってこなくて大丈夫だから」


夏帆「むぅーーーー」


ほっぺをぱんぱんに膨らませて顔を近づけていた夏帆。


夏帆「晴ちゃんがそこまでいうなら信じてあげる」


ぷいっと顔を背き少し不満げそうではあるが納得してくれた様。

そんなこんなしてる間に夏帆の家に着き見送った後晴翔も家へ帰り床に就いた。

ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

文章構成力不足でうまく読み取れない部分があるかと思いますが、暖かく見守って頂けますと幸いです。

ゆっくり投稿していきますので気長にお待ちください。

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