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5話

人類が誕生する何億年も前に大戦争が起きていた。

天使族と悪魔族。

悪魔族は強大な力で天使族を蹂躙。

そんな悪魔族と対抗すべく天使族は獣の力をその身に宿す事で悪魔を打ち破り封印に成功した。

その獣は英獣と称えられ今でも言い伝えられている。

天使族は封印が解けた時の為に、後世に力を残すべくアダムとイブに英獣の力を授けこの星に命を宿し、最初の後継者から今こうして現代まで受け継いできた。


そして問題が生じた…


何処かの高校生オカルト部の若者が深夜部室に集い古より伝わる悪魔ゲートの封印を解く儀式を遊び半分でやっていた…。


A「これこれ!みてくれよ!」

B「しかしこの本結構年季入ってんな」

C「お前英語読めんのか?苦手だろ??」

A「任せろ!!しっかり翻訳してきた!」

D「翻訳してきたんなら本いらねーじゃん笑」

A「やっぱ本開いてやった方がそれっぽいだろ!!」

E「おい、本当にやるのか??」

A「何だよ!?おじげづいたのか?」

E「いや…なんか不気味じゃん…」

A「馬鹿!!だからこそ良いんじゃねーかよ」

A「こういうのは雰囲気が大切なんだよ!」

A「よしやるぞ!」

詠唱

A「どう??なんか起きた??」

B「んーこれといって何も」

A「だよなー」

C「そりゃそうだろ」

「はははははははははははははははは」

D「おいEどうした??」

A ,B,C「え??」

E「あ…a…え…くぁwせ…drftgyふ…じこlp」

A ,B,C,D「お…おい??冗談だろ??」

E「まさか、こんな形で現世に帰って来れるとはな」

「よもや、貴様らのような下等な種族に助けられるとは思はんかったわ」

「本来なら貴様らは即刻殺すところではあるが」

「助けた例に殺さんでやろう」

「褒美に我ら悪魔族の一部にしてやる笑」


儀式は成功し教室の頭上には開かれた悪魔ゲートが姿を現した

その中から悪魔族が次々と人間界へ。

封印されていたこともあり力を失いかけていた悪魔族はその場にいた人間を取り込み自らの糧に

人間を取り込んだ悪魔は人の姿に変わり

残りの悪魔族は各地にバラけ、同時に悪魔ゲートを別の場所に移した。


「永らく封印されておったからな、先ずは腹拵えと行くか」


人間に姿を変えた悪魔は日常の中へと溶け込みオカルト部員として人間界に姿を消した。

本来まだ封印の効力が切れる時ではなかったが、時が流れるにつれ効力は弱まって、力を持たないものでも手順を踏んで儀式を行えば封印が解けるところまで予想以上に弱まっていた。

封印されていた者達の力もそれだけ強力だったんだろうね。

そして同時期に天使族の力を継承していた者達の力も目覚め始めた。

現在に至るまでに既に悪魔族との戦闘は行われている。

ニュースでは整備不良や長年の劣化と紹介されている倒壊や頻発している土砂崩れ、人が行方不明になる事件は全てこれが原因。


尾城藺「悪魔族は生きた血肉を食らう事で力を増し自らを強化する」

「そして、奴らの親玉が遂に動いた」

「それが君もいた高等学校襲撃事件だ」

「晴翔君が宿してる力に相当な因縁がある様子だった」

「と、まぁーこんな感じで一連の流れを説明してきたわけだが、理解できたかな晴翔君?」


呆然とする晴翔


晴翔「…」


尾城藺「いきなりこんな事言われてもって感じだよね笑」

「簡単な話、晴翔君、君は悪魔族に対抗しうる力を持った特別な人間って事だね」


流石の晴翔も呆気に取られた


晴翔「いやいや…流石にそれは厨二病すぎやしません?」

「僕も程々に厨二病ですけどそれを越えてこられると笑う事も出来ませんって」


尾城藺「まぁーいきなり全てを呑み込むのは無理かもしれないね笑」

「でも君も見たでしょ?学校での出来事。君も被害者だしね」


晴翔「あ、あれは…何か悪い夢でも見てたんですよ」

「仮にその話が本当だとしても僕にはできないです…戦うなんて…アニメとかドラマなら別ですけど」


尾城藺「ま、とりあえず心構えはしておいて」

「力が目覚めた以上敵からの標的になる事は確実」

「下手をすれば周囲の人が犠牲になる事もある」


晴翔「そ、そんな…」

「僕には無理ですよ」


尾城藺「近々他の能力者が挨拶しに行くと思うからよろしくね」

「それじゃそろそろ戻っていいよ〜」


晴翔「??」

「戻るとは?」


尾城藺「ん?あ、言ってなかったか」

「ここは幻想の中」

「現実と夢の狭間ってところかな」

「夢は夢として認知できないけど、ここは現実として認知することができる」

「だから肉体の感覚や記憶の保持も可能となる」

「ま〜とりあえずそゆことだからまた現実でね」

「バイバ〜イ」


晴翔「え?あ、あの…」


看護師「ひゃああーーーーーー!!」

「え??は!晴翔さん!!」

「晴翔さん!!」

「せ…せんせーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!」

「晴翔さんが目を覚ましましたーーーーーーーーーーー!!!!!!」

晴翔「なんか覚えのある景色?デジャブ??」


どうやら僕は前回と同じ病院に運ばれていたらしい。

部屋に飛んできた先生に健康状態を診てもらっている時に運ばれてきた状況を聞いた。

身体中の骨は砕け心臓は微弱で息は出来ていない首の皮一枚つながっている状態で運ばれてきたらしい。

応急処置を施し生命維持装置の中に隔離したが意識を取り戻す確率はほぼないだろうと言われていた。

こうして今、生きていることが奇跡のような状況。

先生も非常に驚いた様子だった。

それ以上に驚いたのはあの事故から僕は3ヶ月も眠っていたということ。

そして夢の中で話したこと…幻想か。

しっかりと記憶に新しい。


晴翔「尾城藺華媛…なんだったんだ」

「悪魔族に天使族…俺が天使族の末裔?」

「はぁ〜頭が痛い…」

「…」

「でもまぁ〜かっこいいな」

「とりあえず寝て起きたら一旦整理するか」


そうして晴翔は再び眠りについた


ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

文章構成力不足でうまく読み取れない部分があるかと思いますが、暖かく見守って頂けますと幸いです。

ゆっくり投稿していきますので気長にお待ちください。

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