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3話

そういうと急激な頭痛が俺を襲った


晴翔「うっ!!!!!い…い、痛い!!!!!!」


その時あるイメージが頭の中に浮かんでくる


先輩A『おい!この程度でくたばってんなよ笑』

先輩BC『立てよ晴翔!!』

晴翔『先輩???』


誰かを見下ろして嘲笑う先輩の姿


晴翔『こ…これは??』

『俺にない俺が気絶した後の記憶??』

先輩A『お…おい、何だよその目は???』


場面が変わり怯える先輩達の顔が映し出された


晴翔『ん??何でそんな怯えてんだ??』


腰を抜かし後退りする先輩達


先輩B『や、やめろ!!!こっち来んな!!!』

『なんなんだよお前!!』

『この化け物が!!!』

先輩C『て、てめえこんな事してタダで済むと思うなよ!!!』

『おい!!お前生きてるか??』


1人の先輩は既に死んでいた。

震えながらバットを握り締めこっちを見る先輩達


晴翔『何だこ記憶は???どうなってる??』


辺りに暗い靄がかかり次の瞬間


先輩『やめろーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!』


ブツ!!----------------


晴翔「ハッ!!!」


目が覚める

激しい頭痛でどうやら倒れ込んでいたらしい

ゆっくり起き上がり


晴翔「もしかしてこれが…俺…??」

高邁「そうだよ、これが真実さ」

「一瞬ではあったが天使族の力を感じここがその現場だとすぐに情報は手に入った」

「ここの残骸に残る力の匂い」

「これは間違いなく天使族のものだ、かなり微量だけどね」

「そして君からこれと同じ匂いを感じた、探すのにそう手間は掛からなかった」

「すぐに殺すことはできたんだけどさ、永い間封印されてたし念には念をと思ったけど」

「その必要もなかったようだね」


全身に鳥肌が立ち怖くなり俺はその場を走り去った。

走り去った晴翔を見て唖然としていた高邁が声高々に笑う。


高邁「…?」

「アァーハッハッハー!!!」

「友人を見捨てて1人逃亡かよ!」

「愉快愉快」

晴翔「違う!違う!」

「あれは俺じゃない!」


その瞬間高邁に背後から吹き飛ばされ壁に体を強打し瀕死の状態に


晴翔「い…痛い…」

「ハァハァ…うっ!!」


脇腹を撃ち抜かれ床には血が流れ出ている

壁に強打した事で額からも血が

意識が朦朧とする中

晴翔の脳裏に突然あるイメージが映し出された


『英獣召喚!!』


「英獣召喚??こんな…時に…なん…だこれ??」

「駄目だ…意識が…」


高邁が笑みを浮かべながらコッチに向かって歩いてくる


高邁「脆い脆い!!これが天子族の末裔かよ」

「結局力の発現の仕方も分からないただのポンコツだったのか君は…はぁー残念だよ」

「折角楽しめると思って来たっていうのに…期待外れがすぎるよ…」

「せめてもの優しさで一瞬で殺してあげるよ」


晴翔『やばい、このままだと本当に殺される…』

『声ももう出ない』


晴翔は瀕死の中掠れた声で


「英獣…召喚…」


しかし何も起きない。


『なんだよ…やっぱり何も起きないじゃん』


そうして晴翔は気を失ってしまった。

しかしその時額から垂れてきた一滴の血が左手に掠れた状態で残っていた召喚陣に落ちた

その刹那、体を覆うように光が放出され、晴翔は光揺らめく何かに変貌した。


高邁「なるほどね」

「そうやって前回も偶然出来たわけだ」

「その翼…忌々しい姿だ」

「だかその姿…俺の知る姿ではないようだ」

「まだ力の一端しか解放できていないようだね」

「ッフ、どちらにせよ楽しくなってきたのは間違いないね」

「さぁー見せてくれ君のその力を!!!」


両手を広げ満面の笑みを浮かべる高邁

次々と襲い掛かる黒い化け物達


目を細め前傾姿勢になり攻撃体制に入る揺らめく光


晴翔「ヴゥーーー…」


その瞬間揺らめく光の姿は消え辺りに風圧が広がり

迫る黒い化け物達を一掃した


高邁「ほう」


笑みを浮かべる高邁


「力の一端とはいえ流石に下級悪魔相手には一撃か」

「そう来てくれなくては困る!」

「さぁーどんどんいくよ!!」


揺らめく光は高邁目掛け一直線に突っ込み一撃をブチ込む

高邁はその一撃をサラリと受け流し

拳が床にめり込む

辺り一面にヒビ割れ

建物は爆煙あげ半壊


高邁「直線攻撃なんて芸の無い」


揺らめく光はすかさず振り返り攻撃を繰り出す

人の目では追えぬ高速の戦い

あたりの建物は瞬く間に崩壊していく

揺らめく光の猛攻を華麗に受け流し

高邁は高笑いをしながら


高邁「それが全力なのか?」

「僕には傷一つも付かず…」

「周囲の物が壊れるだけでいい迷惑だ」

「呆れた」

「この僕を瀕死まで追い詰めた力とは思えんな」

「もういい…終わりにしよう」


高邁の目つきが代わり猛攻が始まる

周辺の建物が激しい音と共に白煙と爆煙を上げ倒壊していく

瓦礫と共に揺らめく光が吹き飛び

そのあとを追うように高邁の追尾攻撃

揺らめく光は防ぐこともできずただひたすらに攻撃を受ける

壁にめり込み光の鎧が弾け飛び晴翔のボロボロの生身が現れる

一瞬の出来事であった

力の差は明白

晴翔の前に高邁がゆるりと現れ

退屈な顔を浮かべながらトドメを刺そうと腕を上げる


高邁「もっと楽しみたいがここまでだ」

「大分力も使い果たしたようだし」

「僕の準備運動位には役に立ったよ」

「覚醒前とはいえこうして僕の手で殺せることができてうれいいよ」

「さぁ今日を境にこの世界は消滅の運命を辿ることとなる」

「…さようなら」

ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

文章構成力不足でうまく読み取れない部分があるかと思いますが、暖かく見守って頂けますと幸いです。

ゆっくり投稿していきますので気長にお待ちください。

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