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2話

退院してから1ヶ月、すっかり日常の生活に慣れだらだらと過ごし、学校は急ピッチで校庭に建てられたプレハブ校舎に僕らは通い始めた。

校舎はというと、学校の入口には立ち入り禁止のテープが貼られている。

部室棟に近づくにつれ崩れ具合が酷くなっていく。

警察の説明で何となく予測はしていたがそこは想像超える有様だった…。

建物は骨格が保たれてるとは言えほぼ全壊に近い状態周辺の鉄は溶ガラスは木端微塵、

建物の壁面は黒く焦げひび割れが酷い。

部室棟を中心に小規模な強烈な爆破が起きているみたいだった。

野球部は事件をきっかけにいじめ問題が露わになり無期限で活動中止となった。

プレハブが完成するまでの間、臨時休校となりそのおかげもあり俺も落ち着きを取り戻せた。

そんな中このタイミングで転校生がやってきた。


先生「はい、席に座れー」

「今日は転校生を紹介するぞ」

学校(うち)もこんな状況で大変だけど仲良くしてやれよー」

生徒「はーい」

「じゃー自己紹介してもらおうかな」

高邁「はい、初めまして」

「高邁レン(こうまい れん)です、よろしく」

「父の仕事の都合で海外から引っ越ししてきました」

先生「高邁は後ろの空いてる席に座ってくれ」

生徒「えー中々にかっこいい顔してるね」

「キャーキャー」


クラスに転校生の高邁レンが加わりいつも通り授業が始まった。

高邁レンは容姿もかっこよく人当たりもいい誰からにも好かれるタイプだった。

アニメとかでよくあるパターン過ぎるだろこんなの…と思いながらも

勉強もできて運動神経もいい完璧と言っていいほどの奴だった。

女子からの人気もあるが男子からの人気もすごくクラスに溶け込むのにそう時間は掛からなかった。

そんな高邁も時間が経つにつれ放課後付き合うが悪くなっていった。

初めの頃は放課後も一緒に遊んだりばかやって騒いでいたが、転校から4ヶ月位経って、父親が厳しいのか最近は放課後になるとすぐに帰るようになった。

今となってはあの時に疑っていればよかったと後悔している。

高邁が早く帰るようになった時と同じくして近隣で行方不明者が増えていると言った話が増えてきた。

校内でも壊れた夜の校舎に謎の呻き声や使われていない部屋に人影が横切ると言った噂話が広がっていた。

そしてついに生徒からも行方不明者が、いや犠牲者が出た。


怪談話が好きなオカルト研究部の2人の生徒。

2人はスマホで動画を撮影していたらしく犠牲になった日の様子が壊れたスマホのデータに残されていた。


女子生徒A「はいどうもー!」

「今日は学校の怪談の噂を徹底調査してみようということで私達が通う学校にやってきました」

女子生徒B「最近になってウチの学校で校内でも夜の校舎に謎の呻き声や鍵のかかった部屋に人影が横切ると言った噂話が広がっているのでその実態を解き明かしたいと思います!!」

女子生徒A「うわ、やべ見回りの人だ…」


画面は揺れに揺れ全力疾走して見回りから逃げる様子がしばらく続く


ガラガラ


そして場面は変わり校内へ


女子生徒B「ハァハァ…今校内に入ってきました…ハァハァ…」

女子生徒A「めっちゃ走ったー笑」

女子生徒B「髪型やべーことになってるよ」

女子生徒A「嘘まじ!?」

「ちょっと直すから持って前歩いて」

B「しゃーないなー」

「それにしてもボロボロだね」

「何があったらこんなになるんだか」

「とか言ってる間に目的地まで後少しだよ」

「電気とかはついてなさそうだし」

「特に物音も聞こえないね」

A「おまたー」

「もう少し近づいてみようか」


インカメに直して移動を始めた時

背後にチラリと人影が映る


B「え?なんか今後に誰かいなかった?」

A「マジ??え?何もないけど」

「ねー本当にいた?驚かさないでよ!」

B「取り敢えず目の前まで来たよ」

A「鍵はどうするの?鍵かかってんでしょ?」

B「勿論パクってきた笑」

A「えーーやばーー笑」

B「じゃー開けるよ」


ガチャ


AB「正体を現せ!!!!!」


と同時に外カメに変え教室内を撮影した。

そこには逆さにぶら下がった死体の顔が


AB「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」


その叫び声と同時にスマホが放り投げられしばらく天井だけの時間が

そして声と酷い音だけ聞こえてくる


???「あれー?ダメじゃないか」

「こんな時間に学校に来ちゃ」

「ははは」

B「やめて!!」

???「ダメだよ、見られちゃったなら仕方ない」

「校内の人は極力殺さないで最後にしようと思ったんだけどね」

B「やだ!!ごめんなさい!!」

「いやーーーーーー!!!」

???「僕の計画が君達のせいでめちゃくちゃだ」

A「あ…あ、や、やめて…」

「やめてぇーーーーーーーーー!!!」

「…」


しばらく無音が続いてから天井を映していたスマホが動き。

ある人物の顔がドアップに映された。

そう高邁レンだった。


高邁「あれ、これ動画じゃん」

「まいったなー…」

「ここまでか」


ブツン!!!---------


その動画を見た生徒達は唖然とし中には恐怖で怯える人泣き崩れる生徒も

現場となった壊れた校舎には動画を見た人達が集まっていた

先生によると教室には無数の血痕が残っており二人の物と思えるヘアピンやリボンと言った残骸

そして今まで行方不明となった人達のものも残っていたという

生徒たが混乱している中

奴が現れた…


高邁「おはよう皆」

「何をそんなに慌ててるんだい??」

生徒「高邁!!」

「いやーーーーーー!!」

「こっち来ないで!!」

「人殺し!!」

高邁「あれ?壊したはずなんだけどな…」

「ははははははは!!!」

「うまくやっていたんだけど」

「残念だよ」

「こんなにも早く君達を殺さないといけなくなるなんてね」


その言葉をきっかけにあたりから黒い化け物が出現し高邁は近くにいた生徒を殺した

それらを目撃した生徒達は悲鳴をあげ我先えと逃げ出した

勿論俺も怖くて逃げ出した

その様子を見て高らかに笑う高邁


生徒「きゃーー!!!」

「うわぁーーーー!!」

高邁「ははは、いいねーこの叫び声!最高だよ!」

「ほら!ほら!!もっと叫べ!!!」

「半分ほど回復した力だか人間を殺すには多すぎる力だ」


校内は悲惨な状況だ

高邁と出現した化け物によって多くの生徒が殺され学校は瞬く間に悪魔に占領された。

逃げ場を失い追い詰められていく生徒達、その中に晴翔の姿も。

次々と生徒が殺されていくのを見てパニックになり感情が壊れた生徒達

それを見て楽しむ高邁

そして高邁は俺の方を見てゆっくり俺の目の前まで歩いてきた


高邁「晴翔君…いつになったら力を見せてくれるんだい??」

晴翔「!?」

「な…なんのことだよ!?」

高邁「冗談きついよ」

「校舎こんなにしたのは君が原因じゃないか」

晴翔「し、知らない!!」

「俺は気を失って気がついたら病院にいた」

「俺も巻き込まれた被害者だ!!」

高邁「へー何も覚えてないのかい」

「君に会うために僕はここに来たっていうのに」

晴翔「!?」

高邁「なら見せてあげるよ」

「あの日何があったのか」


そういうと急激な頭痛が俺を襲った

ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

文章構成力不足でうまく読み取れない部分があるかと思いますが、暖かく見守って頂けますと幸いです。

ゆっくり投稿していきますので気長にお待ちください。

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