令和4年1月『訪問先で窃盗 介護士を書類送検』について
本当に、何をやってくれるんでしょうね。
被害に遭われた男性とその家族の心境お察しします……
「重度の身体障害者の男性宅から食べ物や洗剤などを盗んだとして、介護士の女性が警視庁に書類送検。専門家は氷山の一角と指摘」
またやりやがった。
このニュースを見て頭が痛くなりました。
訪問介護、即ち自宅とかに訪問してケアを行う事業で家のものを盗んだ馬鹿についての事件です。
被害にあった男性は1人暮らし。脊髄損傷の障害があり、24時間態勢の介護を必要としています。顔以外の身体を動かすことができず、介護士の動きを確認することも出来ないとの事。
えーとですね、確かにこういう人って居るんですよね。
認知症ですぐ忘れるお年寄りや動けないお年寄りの部屋で好き放題する人。
前に別の短編でも述べた『介護職になったらいけないタイプ』ですよね。
私が居た訪問介護の事業所でも居ました。
本当に『何でこんなものを』って思うようなものを盗みます。
多分、その職員は窃盗癖があったのでしょう。
利用者宅では証拠が無く追及が難しかったのですが最後はバレバレの監視カメラがある事務所で窃盗に及んで解雇されていました。
介護は本当にこういう人が紛れ込む事が多いです。
さて、私はこの次の文章で更にため息が出ました。
専門家によると介護を必要とする人の弱みにつけこんだ犯行は増加傾向にあるらしいです。
そして、今回の事は氷山の一角だ、と。
いや、ここまではいいのですよ。
問題は次です。
『介護士を取り巻く厳しい労働環境も、こうした犯罪が起きる一因ではないか』
うーん、まあ全くもっと間違いだとは言い切りませんよ。
いや、でもねぇ……
私の給料は手取りで20万に届きません。
夜勤を月に結構こなさないと収支がマイナスになって貯金が減ります。
コロナの影響で業務も増えて厳しい労働環境です。
肉体的な疲労も精神的な疲労もありますよ。
利用者から理不尽な事を言われたりもします。
でもね、でもですよ……
窃盗はしませんから!!
あのねぇ、この記事だと労働環厳しいから介護士が窃盗するって捉える人いますよね?
違うんです。
労働環境が厳しくてストレスを溜めた『介護職になったらいけないタイプ』が色々やらかすんです。
何度も言いますが介護士のほとんどは心の優しい善人です。
時々、バグって駄目な方向へ踏み入ってしまう人もいたりしますがそれってどの業界でもそうですよね?
またしても『介護職ってやっぱり……』みたいな風潮になるんだろうなぁってため息が出る深夜でした。