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洞窟
吹き荒ぶ風を避けるように。一人の少年が洞窟の中にいた。
外は嵐だ。このような天気で外に出るほど、少年は冒険好きではない。
「幸先が良くない」
少年、始祖の魔王 メルトグラム は独り言をこぼした。
少年の体感では、二、三日ほど時がたっている。このまま同じ場所にいても、進展がないだろう。
少年は立ち上がると……
→洞窟の外に向かった
洞窟の奥に向かった
洞窟で嵐がおさまるのを待つ
洞窟の〇へ向かうことに決めた。最初のルート分岐が始まる。少年は観光に来たはずだが、意図せずに冒険を始めてしまった。