―次章予告―
燃え盛る王都の中、白き竜は妖精王の手によって倒れた。
ノルドやランドを失い失意に打ちひしがれる『聖竜部隊』。その傷を癒す間もなく彼等に『ドルゼーバ帝国』の追手が襲い掛かる。
一方、王都では様々な者たちの思惑が交錯していた。果たして傷ついた竜たちは再び立ち上がり王都を取り戻すことが出来るのだろうか。
そして、妖精王に囚われ眠り続けるティリアリアは――。
「パメラ、お前が一番泣いていいんだ」
「私は必ずティリアリア様を救い出す。――だからお前も諦めるな!」
「聖竜合体!!」
「ハルト……お願い……私を殺して……」
「ティアは……返してもらう……!!」
「この――クソモブ野郎がああああああああああああああああ!!!」
白き竜は新たな鎧を纏い、再び戦場へ舞い戻る。
そして――。
「ティア……待っていてくれ。今、迎えに行く! ハルト・シュガーバイン、<サイフィードゼファー>――いきます!!」
竜機兵物語 第十一章『聖竜機兵誕生』。絶望から始まる希望の章が幕を開ける。




