セッテイ:病院(015話)
第一回は設定です!!
小説でもちょっとしたら書くつもりですが、白露が運ばれた病院はワールドトレードセンターをモデルにしました。
(長いんで以下ワールドトレードセンター → WTC とします)
WTCは2001年9月11日に同時多発テロによって倒壊してしまった建物です。
生まれる前か後かぐらいのことなんで俺はよくわかりません。
毎年、9月11日になってTVで当時の映像が流れているのを目にする、という感じです。
Byte!!!!!!!!はできるだけリアルに書きたかったので、本当に存在する建物をどうしても使いたかったのです。
最初は病院に運び込まれた白露が病室の窓から自由の女神を見下ろして自分がアメリカにいると気付く……という筋で考えていました。もともと、前の話で自由の女神について触れてました。
そこでニューヨークでそれなりに大きい病院で一番自由の女神から距離が近い病院を探しました。
それに該当したのはプレスビティリアン・ロウアー・マンハッタン病院でした。
行ったことも無ければ、見たことも聞いたこともない。でもここで大事なのは座標です。
そこから自由の女神が見えるのならOK!です。
この病院を物語での病院“ニューヨーク中央病院”としよう!と思って書き進めていきました。
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「……あれ?」
何か嫌な予感に気が付いたのは、ストーリー序盤、主人公の目が覚めたシーンを考えているときでした……
人間は果たして4キロ先の建物が見えるものなのか?
グーグルマップで病院と像の距離を調べると4キロ。
「4キロ……」
自分の家から半径4キロの建物が見えるか同様にチェック。
「ああああぁぁぁぁぁぁーーーーー……」
ここまで調べたのに、女神見えねえじゃあああん!
(悲しくて Twitterにあげたよ……もう)
部屋で一人頭を抱えました。
結構時間かけて調べていたぶん結構ショック!!
自由の女神の位置を近くしたりなんてことは絶対したくないし、現実の像を移動させるのも不可……
主人公の目をマサイレベルにする?いや、話を進めるときに面倒になる。
病院になぜか双眼鏡? ダメ!非現実的!
あれこれ考えるもダメ、ダメ、ダメ いいアイデアが浮かばない
結果、仕方なく
“夢から覚めたとき、白露には自由の女神が見えていなかった”
という風に事実をもみ消すことに……
「なら、マンハッタン病院じゃなくてもいいか……」
そしてビジュアルがいい病院を検索、そして建物全般に範囲を広げることになりました。
本屋で、るるぶのニューヨーク を購入。
「ワールドトレードセンターか……… いいじゃん!」
一番目を引いたのはアメリカで一番高い、という点!!
青空が建物を覆うガラスに反射してキレイ!!
→採用!!
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WTCはそもそも病院じゃないって?
Byte!!!!!!!!の中では病院!!
何事も完璧は良くないな、うん。
てことで、
今後ニューヨーク中央病院と聞いたら、ワンWTCを思い浮かべてね♡
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そんなWTCは復活。現在では何個もあるらしい。ワンWTC、3WTC、4WTC……
その中のワンWTC、このビルはアメリカで一番高い建物なのだ!
104階建て、高さ541m!!