57/61
~ヴァンside~宿へ
「おう、スズちゃんただいま。元気にしてたか?」
鳥かごからスズちゃんを出すとリーリー鳴いて肩に乗ってきた。
「スズちゃんにお土産だよ」
ユリはポケットからぶどうを取り出しスズちゃんに与える。
「闘技大会の控室から貰ってきたものだけど。結構美味しかったんだよね」
パクパク食べるスズちゃんを見て安心した。
「ほら、パンもあるぞ」
鳥の餌も食べるがやっぱりパンの方が食い付きがいい。人間みたいな味覚なのか。
「さってと、そろそろ寝るか」
「うん、そうだね。
歯磨きして寝よう」
ユリと並んで歯磨きしてベッドで眠る。
(今日も色々あったなぁ)
俺様の活躍はなかったけど一応平和に一日を終える事が出来た。ムッチョとパッチョの優勝は我がノーザンライツ団にとってとても喜ばしい。
(俺様もいつか船長に…)
クソジジイ様が引退したら次は俺様が船長になるんだ。
カンパニュラはアレだし、やっぱり俺様しかいないわな。
(まずは…うん……)
なんだかとっても眠いから寝ちまおう…時間はいくらでもあるんだ。
「おやすみ、ヴァン」
「あぁ…おやすみ、ユリ」




