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~ヴァンside~新婚さんみたい
・・・
翌日…
「ふぁ~あ。よく寝た」
「今日は早かったね。まだ8時だよ」
ユリが朝ご飯の支度をしながらこっちに来た。
「お、うまそっ」
ユリの持つ皿からよく焼けたウィンナーを摘む。
「うまっ。やっぱり朝はウィンナーと目玉焼きだな」
そう言うとユリはクスクスと笑う。
「なんだよ」
「あはは。なんだかね…こういうの、新婚みたいじゃない?」
……おいおい。
「笑えねぇ冗談言うなよ…」
「勿論冗談だよ。くくっ…」
うわぁー…全国の●女子の皆さんが喜ぶような事言うなよー。俺様はノーマルだっての。
「さぁ、スズちゃんもご飯にしようね」
「リーリー!」
ユリが篭を開けるとスズちゃんが飛び出して来て俺様の頭の上に乗っかる。
「あははっ、なんだか親子みたい」
「いてて、ちょっと爪が食い込んで痛いぞこれは」
スズちゃんを頭から外し、爪を見ると爪楊枝のように尖っている。
「朝ご飯が終わったらスズちゃんの爪を切ってあげようか。でも道具がないなぁ…今日の午後までに戻ってこればいいから、またあの猫人のお店に行ってみる?」
「そうだな。船に戻るまでには飼育道具も全部揃えちまいたいし。
よし、スズちゃんも連れて行くか!」
「決まりだね。じゃあ、さっさと朝ご飯食べて着替えて出かけよう」




