現在~ヴァンside~
………
「今思えば、捨てられて良かったのかもしれねぇな」
もし俺様が白竜だったらきっとこんな楽しい日々を送れなかっただろう。
毎日餌食べて大人になったらどっかのメスに仕込んでまた餌食べて…そのうち死ぬだけ。そんな事を何百年も繰り返すだけ…。
「……」
まあ、いっか。今楽しく生きればいいってアルム兄貴も言ってたし。
「ヴァン、上がったよ」
やっと水浴びから戻ってきたユリ。
「そういえば、洗濯しないとね。ヴァンのも洗っちゃっていい?」
「あー、うん。頼むわ」
まあ、暑いし素っ裸で寝ても風邪引かないだろ。
しっかし…何だか眠いな…さっさと寝ちまおう。
で、なんでユリと同じベッドで寝なきゃならんのだ。
「ねぇ、ヴァン…怖いから引っ付いて寝ていい?」
他にベッドねぇし、床は硬いから嫌だし…
「やっぱ部屋、変えるか…」
全国の●女子様が期待するような展開はございません!俺様、男は興味ねぇ!!
「駄目。ヴァンと離れたくない」
そういう誤解を招くようなこと言うなし!
「小さい頃はよく一緒に寝たじゃない」
「小さい頃な。ってかもう引っ付いて寝ていいから早く寝ろ。変なことしねぇから」
「…ほんとに?」
「うっせ。本当に、だ。さっさと寝ないと出てくぞ」
「分かった…おやすみ、ヴァン」
「はいはい、おやすみ」
はぁ…これが、3週間続くのか!
クソ盆休みぃいいい!!
第二話・終




