ヴァンの過去…3~幼いヴァン視点~
ヴァンの過去…3
「おれさまはヴァン!ノーザンライツのヴァンさまだ!」
アルム兄貴が連れてってくれた演劇はとっても楽しかった。なんだか、世界が変わって見えるようになった。
「ノーザンライツユリさんじょお!くしょじじいをやっつけるもん!」
ユリも強くなった。ぞうきんまんとくろかびるんの演劇のおかげだね!
「うわっ…ぐっちゃぐちゃ!どうしたのユリ君?!」
ユリのクソおやじがユリを捕まえようとするがユリは走って逃げ回る。
「よわむしおとーたんキライ!」
「ガーン…」
あーあ。ユリのお父さんかわいそ。
でも仕方ないよね。
「よし!おれさまにつづけー!ユリのクソジジイにてんちゅーするぞ!」
「おー!」
この頃からユリと一緒に悪さをしまくった。
ユリとおれさまの悪口を言ったやつらを落とし穴に落としたり、壁に落書きしたり。
「ぷっ、またヴァンとユリのイタズラですか」
「笑い事じゃねえぞ山羊野郎!何とかしやがれ!」
あ、クソジジイがアルム兄貴をいじめてる!
「「やめろクソジジイ!」」
「え…ちょ…く…クソジジイぃ?!」
ユリのお父さんのお父さん、面白い顔!
「こらこら、駄目ですよヴァン、ユリ。シビリカさんは偉いんです。様を付けてあげなきゃね、ぷぷっ」
「「クソジジイさま?!」」
「メェェェェエ!!」
あれ?なんか、アルム兄貴投げ飛ばされた?!
「くそ!もう白獅子の手伝いはやめだ!海賊業に戻るぞ!」
この日からおれさま達は船に乗って海で暮らし始めた。




