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ノーザンライツ団航海日誌!第一期  作者: カナル
第一話「クレイジーな俺様と芋剥きマスター」
13/61

~ヴァンside~ スチルあり

「よっしゃ!一番~!」


タッチの差でクソジジイを抜いた俺様は華麗に甲板の上でポーズを決める。


「お帰りなさい、ヴァン、お爺ちゃん」


オリエさんが優しい笑顔で出迎えてくれる。

あぁ、俺様って罪な男だな。親友の母親にこんな顔させちまうだなんて。


「てか、なんだそれ…」


何でかしらねぇが、オリエさんの周りには他の海賊達が転がっている。


「あ、これ?」


ちょっ、オリエさん…これとかいいながら今倒れてる海賊の頭蹴ったよ…こえぇよ。


「引っ掛かったな弱小海賊団め!今頃俺達のペットに襲われて主要戦力はヒィヒィ言ってるか、俺達の溜め込んだ大量のお宝に大喜びして足止めくらってるぜ!

とか言ったからぶちのめしといたわ」


挿絵(By みてみん)

(挿絵:花見酒様)


おいおいおい…さらっとやっぱり怖い事言ってるよ。



「オリエ、今帰ったぞ」


ってかクソジジイも普通に踏んでいくなよ!呻き声上げてんぞ!


「おや?お客さんをおもてなししてたのかい、オリエ」


「カンパニュラ!」


駆け寄るオリエさん…軽やかな足取りでやっぱり踏んでいったよ…そしてカンパニュラさんに抱きつきつつ…グリグリ倒れてる海賊のアレ踏みつけてる…。


「心配してたのよアナタ!怪我はない?お腹は空いてない?お風呂入る?それともわた」


「オリエさん!何でも良いからそれグリグリするのやめてやって!見てるこっちが痛いよ!」


うわー、泡吹いちゃって…死んでないよなこれ。


俺様はオリエさんがグリグリ踏んでいた海賊の首根っこを摘まむ。


「見ない海賊印だな」


「きゃあー!何これ何これ!」


やっと戻って来たユリがこれを見て一番人としてまともらしい反応をする。


「船長!裏に見慣れない小舟がありました!」


「うちのじゃないんでぶっ壊しときましたー。いいダイエットになったよ~」


オーク兄弟も帰って来たな。


「はぁはぁ……えっ?侵入者?!」


アルム兄貴もご帰還。お宝を背から下ろすと転がっている海賊達を見つめる。


「灰海賊のグローリーベアーズですね。小規模海賊で主に囮を使ってそちらに主戦力を惹き付け、その間に相手の船を奪う…懸賞金総額240万ガル。構成員8名の海賊です。全員同じ格好をしているので見分けは付かないが船長のバルクスは赤髪で頬に傷があり、円月輪のつ」


「こいつじゃねぇか?」


さっきオリエさんが言葉にするのも恐ろしい事をしていた、今俺様が首根っこつかんでる奴。


「あ、ソイツですね。

ヴァンがやったんですか?凄いじゃないですか!

ソイツ、B級賞金首で100万ガルですよ!」


「え…マジで?!ってか俺様じゃない!オリエさんが全員やったんだ」


やっべぇ…100万ガルの賞金首、こんなボロッボロなんですけどぉ。オリエさんは絶対敵に回したくない…。


「何ですって?!

オリエさん、あんたもうすぐ実家に帰るってのに何て危ないことするんですか!怪我の1つでもしようならあんたのクソ親父が何言い出すか分かったもんじゃないですよ!」


「てへっ、だって暇だったんだもんっ」


可愛い顔してポーズ決めて…誤魔化すオリエさんに可愛いよと言いながら抱きつくカンパニュラさん…うん。こういうの、本当のクレイジーっていうんだよな。俺様勉強したから分かるわ。


「ソイツら全員縛っておけぃ!本島に帰ったら局に引き渡す!」


「了解っと」


何か可哀想な形相してる海賊共をロープで縛り上げる。

時折ごめんなさいだとか鬼女とか呻き声聞こえる…よっぽど怖い目にあったんだろうな…同情するよ。


「さて、これより我ノーザンライツ団はゴマ諸島本島セサミンに戻る!

戻って船のお宝の換金とコイツらの引き渡しが済んだら分配をし、それ以降は3週間、自由行動とする!」





あぁ…今年も遂に盆休みかぁ…



今年は何して過ごすかな。




第一話・終

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