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戦慄の大鎌  作者: 真言☆☆☆
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神の弟子・・・

「神よ、我に稽古を付けたまえ。」

 次の夜、期待に胸を膨らまし、鵜戸神社の岩屋で参籠していると、

鵜戸明神が早速現れた。随分、気軽な神らしい。

 移香斎が、勢い込むと神は左手で待ったをかけた。

「そう、慌てなさんな。若い者はせっかちじゃのう。

 日数はたっぷりとある。わしに稽古を付けて欲しければ、

今日からこの者どもと戦い、倒すがよい。」

「どの者でしょうか。」

 神の弟子、どんな達人かと期待をして、辺りを見回せても誰もいない。

 首をかしげる彼に、神はニヤリと笑った。

「お主の目は節穴か。ほれ、ここにおるじゃろうが。」

 よく見ると、神の右肩にカマキリがチョコンと乗っていた。

「お戯れは、およし下さい。」

「戯れではない、ほれ。」

 その言葉を待っていたかのようにカマキリは、地面に飛び降りた。

「ノウマク サマンダ ボダナン オン マリシ ソワカ」

 神が摩利支天の真言を唱えると、不思議なことに、

カマキリは人間大になった。


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